新しく何かを習慣にしようとか、何かスキルを身につけようと思いたつことはあると思いますが、いざ始めてみると、すぐに挫折してしまったり、三日坊主になってしまった経験はありませんか?
「今回こそは!と思ってはいるのに気持ちとカラダがついていかない・・・。」
そういったことを防ぐ方法をしっていれば、人生は大きく変わりますよね!
人生を変えるには、行動を変えるしかありません。
しかし、多くの人は、その「行動を変えるのが非常に難しい」と感じます。
そこで、良い習慣を上手く生活に取り入れるコツをまとめていきたいと思います。
すぐに始めれて、確実に習慣化できると思うので、是非最後まで読んでみてください。
良い習慣を量産すれば人生をコントロールできる
デューク大学の研究で「人間は、どれぐらい習慣的な行動に支配されているのか」ということを調べた研究があります。
- 人生の30%程度は寝ている
- 人生の45%が習慣的な行動をしている
- 人生の25%がその他の行動をしている
という結果でした。
つまり、人は「意識していなくても、人生の45%を習慣的な行動」によって過ごしています。
これを知った時、僕は驚愕しました。
これほど多くの時間を習慣的な行動によって過ごしているとは、思いもしませんでした。
そしてこのことに気づきました。
人生を変えたい!もっと良くしたい!と願うのであれば、いかに良い習慣を増やすことができるか?がカギになります。
30%が寝ていて、45%が習慣であれば、残りはわずか25%程度です。この残り25%は変えられないとしても、24時間のうち約11時間は習慣による行動で時間を使っている。ってすごいことですよね!
いかに習慣が人生に大きな影響があるかを感じていただけたかと思います。
良い習慣は小さく始める
多くの人は、大きな習慣に挑戦し挫折してしまいます。小さな習慣から始めていくことが習慣化するための最大のポイントです。
習慣にした時のメリットは、良くも悪くも感情を感じなくなります。
「苦痛は無くなるが、楽しさも感じられない」という事です。
そこで、「まずは小さな習慣を身につけ、嫌だという気持ちを麻痺させます。」これにより面倒くさいという感情を打ち消します。
麻痺させてから少しずつ変化させていき、変化の楽しみを上乗せしながら、大きな習慣にしていきます。誰だって、楽しい事は喜んでやりますよね!
最初から、いろいろ変化させたり色々なことに挑戦してしまうと、脳が急激な変化に適応出来なくなってしまい、パニック状態におちいってしまうことで、拒絶反応が強くなってしまいます。
ですから、小さな習慣から初めて「まずは感情を麻痺させた状態」をつくり、それから少しずつ変化させることで「喜びや継続するチカラを得て飽きることを防ぐ」という流れが続けられるポイントになります。
人間の脳は大きな変化を嫌うので、いきなり大きな挑戦や習慣を身につけようとしても失敗してしまうのです。
喜びや悲しみ、暑い・寒いという感覚も、その変化に対応し一定の状態を保とうとするのが人間の脳です。その脳の機能に逆うのではなく、利用してこそ真価が発揮されます。
脳科学的にも「小さな習慣、小さな変化」は非常に有効な手段なんです。
脳は「効率」と「ゆっくりとした変化」を好む
脳にとって最も効率がいいこととは習慣化です。習慣は「考えず意志力も使わないで出来る行動」ですので、気付かないうちに人生の45%もの時間を過ごしているんです。
そして、脳には変化への抵抗があり、ゆっくりとした変化を好みます。
なぜかというと、大きな変化ばかりを求めていたら生物学的に「人間は生き残ってこられなかった。」と考えられます。
要するに、小さな変化により脳の抵抗を減らし、慣らしていくことで脳が好むようになるから感情に左右されることなく行動・継続できるよ!ってことなんです。
習慣とは自動で出来る行動なのですが、これには「自動的な行動を司っている部分」と「自動的な行動を監視している部分」の2つに分けて構成されています。
そして、その2つは脳が働く場所が違います。
- 自動的な行動を司っているのが「大脳基底核」本能による行動など考えずに出来る行動です。
- 自動的な行動を監視しているのが「前頭葉」自分の意志の力でコントロールし監視する。
人間の行動は、2つのせめぎ合いで成り立っています。
ということは、前頭葉で意志力を使って少しずつ小さな習慣をつくり、大脳基底核によって行動出来るように徐々に慣らしていく事が「習慣作り」という事です。
「疲れたり、ストレスを感じたときに誘惑に負けそうになる」という経験があると思いますが、これも脳科学で説明する事ができます。
疲れやストレスによって脳が疲弊すると、前頭葉が麻痺してしまいます。
なぜかというと、前頭葉には「ネガティブな感情やストレスを処理する」という機能も兼ね備えているからです。
だから、前頭葉が麻痺すると意志力によるコントロールができなくなってしまい、脳を休めるために大脳基底核によって支配された「すでに習慣になっている行動だけ」をとってしまうわけです。
つまり、「疲れたときについ誘惑に負けてしまった時の行動」というのは普段、習慣的に行っている行動が表れるといえます。
ということは、ちゃんと習慣化ができていれば、たとえ疲れていても同じ習慣で行動できるわけです。まさに理想的な自動運転と言えます。
小さな「良い習慣」を身につける3つの方法
- 出来るだけ小さいことから始める
- 意志のチカラを使わずに実行出来る
- 良い習慣を身につけるためだけに使う
例えば、スクワットをいきなり「100回する事を習慣にしよう!」と思ってもなかなか難しくないですか?これが20回だったとしても、必ず毎日続けられる自信はありますか?
それが1回だったらどうでしょう?これなら毎日できそうではありませんか?
立ち上がったついでに1回。でもいいですし、朝起きてすぐに1回でもいいです。
とにかく毎日1回だけ必ずする。
そして、毎日するのが当たり前になってきたら、回数を2回に増やす。そうやって少しずつ回数を増やしていき、「気づけば1日100回出来るようになっていた!」というように小さな習慣を積み重ねていけば面倒臭さや苦痛といった感情がなくなり、確実に行動する事ができます。
こうやって徐々に小さな習慣を大きくしていくことで、大きな習慣も挫折することなく、続けることができるようになります。
この「当たり前に」というところで習慣化ができているので、意志力を必要としないでも実行できている。と言えます。
そして最後に、習慣とは良いモノを増やして、悪いモノを増やす必要はない。当たり前ですよね!
悪い習慣を増やしたい人はかなりの変わり者です。意志力には限りがあるので、それを無駄に消費しないためにも「良い習慣」にだけ、そのチカラを使いましょう。
コメント