社会人になると、仕事仲間は新たにできても、「友達を増やす」ということがなかなか難しくなりますよね。
友達作りだけでなくても、人脈という観点からも「仲良くしたい人」・「仲良くしておくべき人」というのがあるかと思います。
知り合ったチャンスを逃すことなく、確実に仲良くできるようになるためには、心理学を応用したテクニックが有効的です。
「友達を作るのに、心理学ってなんだか違うような…。」という意見もあるかと思いますが、僕は合理的に物事を考える傾向があるので、短時間で親密になれるのであれば、それにこしたことはない。と思ってます。
心理学といっても、人を騙すことをするわけではないですし、お互いの印象を高め、良い付き合いをもたらしてくれる有効な手段だと思います。
このようなテクニックは色々あるのですが、今回は「人見知りな方にも、無理なく使える」を意識して、紹介していきます。
3ワードプロフィールを作る
初対面の人と話をするときは、まず自己紹介をしますよね。
単に、名前だけを言っても、相手の記憶に残らないので、「この人はこういう事が好きなんだ。」とか「こんな趣味があるのか。」などの情報を自己紹介の段階で相手に伝えた方が、興味を持ってもらえる可能性が高くなり、名前もしっかりと覚えてもらえます。
この3つのうち、どれか1つでも興味を持ってもらえれば、その後の会話もスムーズになりやすいです。
このように、自分を出す事により、「自己開示の返報性」という心理が働き、相手も自分の話をしないと悪いなと感じて話してくれるようになります。
初対面では、先手を打った方がその場のペースを掴めるので、自分が優位な状態で会話をするためにも、相手より先に自己開示をしてしまいましょう。
自己開示の具体的なやり方は「人間関係に悩まない!科学的に正しい10個の「自己開示」」をご覧ください。
ちなみに、僕の場合を例に挙げると、「植物」「アクアリウム」「心理学」です。
これがないと自分ではない!と思うようなものを選ぶといいですね!
趣味でも、物でも、食べ物でも!なんでもいいと思います。
あなたが大好きな物を3つ考えてみてください。
自分が本当に好きな物であれば、何時間でも話す事ができると思うので、相手がこの3つの中から質問してくれれば一気に場が盛り上がります。
共通点を見つけよう
「似た者同士は仲がいい」と言われるように、人は共通点が多いほど好感が持たれるということがわかっています。「類似性の法則」といわれる心理です。
共通点というのは、心理的な距離をかなり縮めてくれるので、多少こじつけでも構わないので、共通点を探してみましょう。
これも3つほど見つけれると、話題に困る事はないので相手の言葉にしっかりと耳を傾けて共通点を見つけてみてください。
相手の使った言葉を繰り返して、質問する
これは「バックトラッキング」というテクニックです。
こうする事で、自然と話しを広げる事ができ、相手は話をしてくれるようになります。
人は「自分の興味のあるものや好きなモノ」について話すのが大好きですから、このテクニックを使うことで、聞き役に回れることができ、いわゆる聞き上手になれます。
話し上手な人とは、実際に自分が話すのが上手いわけではなく、上手に他人の話を聞ける人のことです。
不思議な感じですが、こういった部分が心理学の面白みですね。
このように、相手の言ったことを繰り返して、その後ろに質問を追加して会話をする事で、相手と信頼関係をつくることが出来ます。
最後に
このように、自己紹介の中に3つのキーワードを入れ込むだけで、相手が質問しやすい状態を作り出すことができ、会話をスムーズに進めることが出来ます。
あとは、自分から話を切り出さなくても、「相手の話した内容の最後の言葉を繰り返し、プラスαで質問する。」これで勝手に話題が広がっていきます。
そこから、共通点を見つけていけば、どんどん親密さは増していきます。
僕も以前は、人との会話が苦手だったのですが、この3つの方法を知ったおかげで、「無理してしゃべる必要はないんだ!」という事に気づき、むしろしゃべらない方が、コミュニケーション能力が高いと判断される。という利点を最大限に活用し、今では友達やお客さんとの良好な関係を築けています。
また、より親密な関係を築くためのテクニックは「人見知りでも友達をたくさん作れる最強の方法」で解説していますので、興味があれば読んでみてください。
コメント