円形脱毛症ができてしまうと、とてもショックで悲しい気持ちになりますよね。
このまま、もう生えてこないかもしれない…と不安な日々を過ごしている方も少なくありません。
僕は美容師なので、円形脱毛症は見慣れているし、放っておいても髪が生えてくる事を知っています。
というのも、お客さんの髪を見ているだけでなく、僕自身も過去に1度だけ円形ができた事があります。
円形脱毛症に関する知識があっても、やはり不安に感じたし、少し悩みました。
だから、美容師としての客観的な考えと自分の経験による不安な気持ちの両方を理解する事ができます。
カラーという楽しみがなくなってしまうかもしれないと思うと、不安はさらに強くなります。
この記事を読んでいる「あなた」も僕と同じ不安に駆られているのではないでしょうか?
ファッションカラーではなく、白髪が気になっている場合「白髪を染められる、染められない」という問題は特に深刻です。
そこで、少しでも不安を取り除きたいという思いから、こんなツイートをしました。
円形脱毛症だけどヘアカラーはできる?
毛根への影響は?✅円形脱毛症があっても問題なくカラーはできる
✅カラー剤の化学反応は毛根まで到達しない
✅心配な場合は円形脱毛の範囲に薬剤をつけない
✅美容師よりも皮フ科の医師に相談する方が安心
医師によってはカラー剤による刺激を推奨してる
— ゆーすけ@髪の救世主 (@yu_suke_blog) July 30, 2019
毛根への影響は?
✅円形脱毛症があっても問題なくカラーはできる
✅カラー剤の化学反応は毛根まで到達しない
✅心配な場合は円形脱毛の範囲に薬剤をつけない
✅美容師よりも皮フ科の医師に相談する方が安心
医師によってはカラー剤による刺激を推奨してる
この内容について、もっと安心してもらえるように深掘りします。
円形脱毛症から少しでも早く復帰するには「炭酸シャンプー」を使う事が効果的です。
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円形脱毛症があっても問題なくカラーは出来る
まずは、安心してもらうために結論を先に言うと、円形脱毛症があってもヘアカラーは問題なくできます!
円形脱毛症は、他の脱毛症と違い、主な原因はストレス。
皮フ病や細菌が原因ではないため、頭皮は健康な状態なんです。
頭皮に炎症や外傷がないので、ヘアカラー剤が皮膚に付いても問題ない。
人の皮フに備わっているバリア機能はしっかりと働いています。
ですから、円形脱毛症ができているからといって薬剤は過剰に反応することはないんです。
産後の脱毛症の場合
円形脱毛症と同じような症状として、「産後の脱毛症」に悩んでいる方もいます。
産後の脱毛症は出産による、ホルモンバランスの崩れが原因です。
こちらの場合も、炎症や外傷はなく、頭皮は健康な状態なのでヘアカラーをしても問題はありません。
ヘアカラーというのは、頭皮に異常がなければ全く問題なくすることができます。
アトピー性疾患の場合は要注意
「円形脱毛症」及び「産後の脱毛」がある方で、アトピー性皮膚炎もある方は要注意です。
アトピー性皮膚炎が原因で脱毛につながっている場合は、頭皮に炎症があり、ひっかき傷などの外傷もあるということになります。
僕も子供の頃からアトピーに悩まされているので、辛さはよくわかります。
- 首
- 肘の内側
- 膝の裏側
などは、未だに痒くなります。
もともと肌が弱いのに、そこへ円形脱毛症も併発している場合は、カラーは避けた方が無難です。
- 参考文献:円形脱毛症.com
カラー剤の化学反応は毛根まで到達しない
上記で書いたように、頭皮に炎症、外傷がなければバリア機能により「毛根」は守られています。
ですから、カラーによる毛根への影響を心配する必要はありません。
そもそも、カラー剤は「髪の毛」という、外に出ている部分に反応するように出来ています。
毛根というのは、髪の毛を作り出す場所ですが、位置としては「毛穴の中」つまり、内部です。
カラー剤を頭皮につけても薬剤は毛根まで到達しません。
ヘアカラーの化学反応は、髪の内部で作用するが、皮膚には反応しないんです。
カラーをすると「しみる、かゆくなる」というのは、phやジアミンの影響なので、髪が染まる仕組みとは別の話になります。
心配な場合は円形脱毛の範囲をさける
頭皮や毛根への影響はないと理解できても、やっぱり心配で不安な気持ちが残る人は、「円形脱毛の範囲を避ける」という方法を考えてみてはいかがでしょうか?
頭皮にカラー剤がベタッとつくと考えるから不安を感じるのではありませんか?
円形脱毛症になってしまっているということは、その範囲に髪は生えていないということです。
円形脱毛症があるお客さんのカラーをする際、美容師はその範囲にそもそも薬剤を塗布しないのですが、お客さんにその旨をわざわざ説明しない事があります。
デリケートな問題ですからね!
美容師の考え方にもよりますが、本人が円形脱毛症に気づいていない場合。
- 円形ができていると伝える美容師
- 気づいてないのであれば伝えない考えの美容師
の2パターンあります。
伝えない考えの美容師であれば、カラー剤の塗布に関しても伝えません。
なので、心配な場合は「円形がある範囲を避けてください!」と伝えればOKです。
お客さんの話を聞いている限りでは、気を使って伝えないのは「逆に不親切」なのかもしれませんね。
しっかりと事実をお伝えした上で、その場でフォローも必ずします。
- 髪を染めても問題がない事
- そのうち必ず自然と生えてくるという事
- 早く髪を伸ばすための方法
など、会話の幅も広がりますし、その後の経過観測などの次回以降の会話にも繋がりますからね。
それでは、必要以上に不安を煽ってしまい、余計にストレスを感じてしまうのではないでしょうか?
事実を伝え、同時に安心を与える事で、円形脱毛があるという事実を受け入れやすくする方が治りも早い気がします。
大きな要因としては「ストレス」からきてますからね。
ストレスフリーな状況を作る事が1番です。
美容師よりも皮フ科の医師へ相談
ここまで読んでいただいて、それでも不安な方もいると思います。
僕自身の経験やお客さんの声を元に記事を書いたのですが、全て美容師の視点でしかありません。
美容師の言葉より、医師の言葉の方が重みがあり、確信を持てる事は間違いありません。
ただ、円形脱毛症の治療薬というのは存在していない事も知っておいてください!
病院へ行けば治るというものではないです。
処方によってもらえる薬がありますが、「毛生え薬」というわけではありません。
もちろん、反対意見として、「カラーはダメ」という医師もいると思いますが、どちらが正解というわけではなく、「医師の中でも意見が分かれる問題」というものだと推測できます。
円形脱毛症は皮フ病ではなく、精神的な要因が主ですからね。
円形脱毛症でもカラーは出来るが作らないのが1番
円形脱毛症でもカラーをしても大丈夫なのか?という心配をするよりも円形を作らないのが1番ですよね。
それができれば、悩んでいない!という声が聞こえてきそうですが・・・。
ストレスなどの内面的な部分は、自分でもどうしようもない事があると思いますが、外的要素であれば予防できます。
髪を乾かさないというのは、あなたが思っている以上に危険な行為です。
頭皮が雑菌の温床になってしまい、ひどい場合は脱毛症を引き起こします。
脱毛症になってから悩むより、知識を得て、予防する方が合理的ですよね!
難しい技術はいりません。ドライヤーでしっかり最後まで乾かしきるだけで予防になります。
また、脱毛だけでなく、頭皮の「かゆみ」や「フケ」などの頭皮に関する悩みがあった場合、シャンプーを変えてみようかな?というのは真っ先に思い浮かぶと思います。
そして、頭皮の問題だった場合に最初に思いつくのが「薬用シャンプー」ではないでしょうか。
「薬用」という言葉は「なんだか良さそう」という気持ちになりますが、それは言葉のイメージが先行しすぎているかもしれません。
「薬用は肌に良い」というわけではありません。
言葉のイメージに流されるのではなく、「正しい知識」を持つ事は本当に大切です。
シャンプーによる改善を考えるならば「薬用」よりも「炭酸シャンプー」を使う方が効果は期待できます。
炭酸である「二酸化炭素」は、皮フに触れる事で「血中に溶け込む」性質があります。
つまり、炭酸シャンプーを使うと強制的に栄養分を毛根へ供給されるので、円形脱毛症の改善に期待できるという原理です。
同時に「抜け毛防止」にもなるので、炭酸シャンプーは頭皮の環境を整えるのにかなり期待できます。
僕も使っている「炭酸シャンプー」がこちら。
- 男性用:【SIMFORT(シンフォート)】炭酸シャンプーは抜け毛を防ぎフサフサ髪をキープする
- 女性用:ヘアリシェシャンプーの評価は?美容師が実際に使った感想と使い方
- 美容師が本気で選んだ!炭酸シャンプーのオススメ3選!
以上、円形脱毛症だけどヘアカラーは出来る?毛根への影響は?でした。
くせ毛でお悩み方は要チェック↓
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