パーマとカラーをしたい場合、順番はどちらが先か?という事が非常に大切な問題です。
多くの人は、美容師に任せっきりにしているため順番を気にしていない事が多いです。
しかし、順番によって仕上がりに差が出ます。
- 髪のダメージ具合
- 色味の綺麗さ
- ウェーブの綺麗さ
見た目だけでなく、髪の痛みにも関係してくるので、任せっきりにするのではなく、自分でも正しい順番を知る事で「自分の髪を守る」事ができます。
美容院ではなく、自宅でセルフカラーをしている場合は「美容師の判断」がないので、特に注意が必要です。
そこで、先日こういったツイートをしました。
パーマとカラーはどっちを先にするか問題💬
✅先すべきは「パーマ」
✅パーマを後にすると色味が抜ける
✅リタッチカラーの場合は例外
✅縮毛矯正の場合も考え方は同じ
✅とわいえ臨機応変さは大切
「綺麗な仕上がり」にするためには順番がとっても大切😇
— ゆーすけ@髪の救世主 (@yu_suke_blog) July 11, 2019
✅先すべきは「パーマ」
✅パーマを後にすると色味が抜ける
✅リタッチカラーの場合は例外
✅縮毛矯正の場合も考え方は同じ
✅とわいえ臨機応変さは大切
「綺麗な仕上がり」にするためには順番がとっても大切😇
このツイートを深掘りしていきます。
カラーよりパーマを先にしたほうが良い
パーマとカラーの両方をしたい場合、先にするべきは「パーマ」です。
パーマやカラーは「薬剤」が不可欠です。
パーマ液やカラー剤を使用する事で「髪の形状や色味」を変えるのですが、これは「化学変化」を利用しています。
- 酸化
- 還元
- 膨潤
- 酸化重合
- ph
薬剤がついた髪の内部ではこういった変化が起こっています。
それと同じように「綺麗な仕上がりにするための順番」は守った方が良いに決まっています。
カラーを先にしちゃうと色が落ちる
なぜ、パーマを先にした方がいいのか?
カラーを先にして、後からパーマをした場合「パーマ液によって、カラーの色味が抜けてしまう」からです。
色味が抜けるというのをわかりやすく言い換えるとこのような感じです。
- 褪色が進む
- 色あせする
この3つは全て同義語です。
カラーをしてから2、3ヶ月すると、髪が明るくなる経験をしたことがあると思いますが、あの状態が、褪色して色味が抜けてしまった状態になります。
髪質にもよるのですが、髪がオレンジ色っぽくなったり黄色っぽくなったりするのも色味が抜けたからです。
こんな残念な結果にならないためにも「パーマが先」という順番は非常に大切です。
リタッチカラーの場合は例外
「パーマが先」というのは綺麗な仕上がりにするための絶対条件なのですが、例外が1つだけあります。
カラーがリタッチの場合。
「根元の黒い地毛の部分」もしくは、「伸びてきた白髪の部分」だけ染める「リタッチカラー」をする場合は、カラーを先にすることがあります。
すでに染まっている「毛先の部分」と「根元の部分」の明るさ(レベル)を合わせるだけというのが、リタッチカラーの目的になります。
リタッチなのに「色味」にこだわってしまうと、色のつながりが悪くなり変な境目ができてしまい、逆におかしな色になる。
- 色味ではなく、明るさを合わせるだけ
- 根元の数cm程度しか染めない
という条件ができるため「パーマ」と「リタッチカラー」をする場合では「カラー」を先にすることもあります。
このように、状況に応じて「臨機応変」な対応をすることも時には必要です。
縮毛矯正の場合も考え方は同じ
縮毛矯正の場合も考え方は同じです。
しかし、縮毛矯正は基本的にリタッチしかする必要がありません。
初めて縮毛矯正をする場合は毛先まで薬剤をつけますが、2度目以降は「リタッチ分を矯正する」という内容になるはずです。
- 毎回、毛先までしている
- 毛先までと「美容師」にすすめられる
といった場合は、髪に対する考え方を改めた方がいいです。
いずれ、痛い目に必ず合います。
ここまでの説明で「疑問を感じた」方は素晴らしいです!
カラーを「リタッチ」、縮毛矯正も「リタッチ」。
どっちもリタッチだけど優先順位はあるの?
どちらもリタッチの場合は、担当美容師の考え方によります。
- カラーを先にするけれど、色が抜けるから「濃いめ」で染める
- 縮毛矯正を先にして、色は後から調整する
どちらも正解ですが、僕の場合は「お客さんの髪質」や「根元の伸び具合」を見て判断しています。
状況を見てから判断するのが最もリスクが少ないんですよね。
複合的な判断が必要なので、どちらを先にするかは「髪の状態」によって違う。
注意しなければいけないのが、「髪質改善」や「トリートメント」といったネーミングで「くせ毛」にアプローチをするメニューです。
こういったメニューは髪に良いイメージを抱きますが、実際は「縮毛矯正の簡易版」というケースが多いです。
当然、髪への負担もあります。
トリートメントとカラーだから!と油断してしまうと危険です。
参考記事
セルフカラーの場合は要注意
自宅でセルフカラーをしている場合は要注意です。
セルフカラーとパーマの併用は避ける方が無難です。
とはいえ「自分で染めたい」けど「パーマもしたい」という人はいます。
そんな場合は、次の項目を美容師にしっかりと伝えましょう。
- いつ(日時)染めたのか
- 放置時間は何分置いたのか
- どんなカラー剤を使ったのか
- どの程度の頻度で染めているのか
この4つは非常に重要な情報です。
美容師としても、正確に把握したい事柄なので、メモを取るなどして記録しておく事をおすすめします。
「だいたい」というアバウトな情報ではなく、「正確さ」が必要です。
カラーよりパーマを先にした方が綺麗な仕上がりになる
カラーとパーマはどちらも「美しくなるために」するものです。
仕上がりをより綺麗にするためには「順番が大切」になります。
- パーマを先にして、カラーは後からする
- リタッチカラーの場合は、カラーが先になる事もある
- 縮毛矯正の場合は、基本的にパーマの時と同じ考え
- しかし、「別の日」にする方が好ましい
- セルフカラーをしている場合は、要注意!
これを守れば、必要以上に髪を痛ませてしまう事がなくなります。
もちろん、仕上がりも綺麗になるので、あなたの「理想の姿」に近づけます。
以上、パーマとカラーの順番はどっちを先にすればいい?綺麗になるためは順序が大切!でした。
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