中学や高校と違い、専門学校である「美容学校」は少し厳しいイメージがあるのでないでしょうか?
手に職をつけるための学校であり、その後の仕事につながるのだから、当然「真剣度」は高いのだけれど、「僕は全力でサボった」という恥ずかしい過去があります。
毎日学校には行くものの、授業態度が悪く明らかにレッテルを貼られていました。
といっても、学校で目立つタイプでもなく、悪さをするわけではなかったんですよ!むしろ成績は良かった方です。
この成績が良かった事が、逆に悪目立ちしてしまっていたのかもしれませんが、その結果「親の呼び出し」という珍事が起きました。
真面目に学校の授業を受け、先生に好かれる生徒でいる方が、素直で人間性が高い事は明らかです。決して僕の真似はしないでくださいね!
しかし、僕がどれほど愚かな生徒だったかを知る事で、あなたの悩みは一瞬で解消できると思います。
美容学校は「ただの通過点」
美容学校は美容師になるための通過点に過ぎません。その先が重要であり、卒業後のプランが明確であれば、美容学校は、どんなに成績が悪かったとしても卒業できればOKです。
というのも、僕はかなりサボりがちな生活態度だったんですが、単位を落とすことなく無事に卒業できたからです。
当時の僕は、学校へは「寝に行く」くらいの心構えしかもっていなかったのですが、心構だけでなく、実際に毎日寝ていました。
しかし、それには僕なりの理由(言い訳)があったのです!
バイト中は、接客や準備、片付けや掃除に精を出しながら、先輩たちの仕事をよく観察し、目でも覚えようと必死です。
営業後の練習では、先輩に指導してもらえるし、回数を重ねるごとに目に見えて上達している実感も得られていたので、毎日が楽しくて充実したバイトライフを送っていました。
練習を終え、店を出るのが日をまたいでる日も多かったのですが、10代後半の若さというものはすごいもので、そこから遊びに出かけるということも日常茶飯事でした。
明け方になり、家へ帰って、風呂に入って寝る。というのが週に4日は当たり前の生活をしていたので、こんな生活をしていれば、学校で寝るのも当然ですよね。
しかし、入学当初から、美容学校は通過点という認識しかなかったのです。
なぜ、成績が良かったのか?
学校では、寝てばかりいたのに、なぜ成績が良かったのかというと、実技は営業後の練習でプロに教えてもらっていたからです。
学校では不真面目な態度でしたが、店での練習は真剣そのものです。深いところまで集中力を高め、必死で練習していましたからね。
その甲斐あって、技術の成績は常に上位。真面目な生徒に不真面目な生徒が教えだす。という奇妙な光景も珍しくありませんでした。
実際、同級生からは「先生よりわかりやすい!」と言われていましたしね。
特に器用なタイプではないですが、プロから指導を受けて練習を続ければ、必ず上達します。
実技はわかるけど、学科は?
学科の時間は大好きでした!だって、半日ずっと寝ていられますからね!教科書を朗読する先生の声が気持ち良くいざなってくれます。
教科書読んでるだけなら、話を聞いていなくても自分で読めば一緒でしょ?
僕は勉強は苦手で、高校も普通レベル以下の学校でしたが、美容師に学力なんて必要ないんです!
授業中はずっと寝ているのに、学力テストでは、毎回「学年のトップ10」に入っていたので、同級生も先生も不思議がっていたのですが、要はポイントを知っているかどうかです。
夏休みの補習授業
学校にはちゃんと行っていて、実技・学科の両方で良い成績を取っていたにも関わらず、「夏休みの補習授業」のお達しを言い渡されました…。
これには納得がいかず、抗議をしたのですが、授業中に「居るだけ」で単位を取れているとお思いか?
これにはぐうの音もでないので、半日だけの補習を数日間出るしかなかったですね。
一応、成績は考慮されていたようで、補習仲間(笑)よりは、少ない日数で良かったです。
学校へ呼び出された「親」
2年生の夏に、親のところへ学校から「呼び出し」の連絡があったようです。
僕は、全く知らなかったのでかなりビックリしました。
バイトが終わり、家へ帰ると、父親が「ちょっとココに座れ」の命令。
なんだよ〜めんどくさいな・・・。と思いながら座ると、「今日、学校へ行ってきました。」と一言。
「成績は優秀だけど、とにかく授業態度が悪い。改めてください。」という内容だったらしいんですが、当時の僕は、これに怒り心頭。そんなふざけた話はない!と親に言う始末です。
というのも、美容学校には僕より態度が悪く、なおかつ成績も悪い生徒がたくさんいたんです!
僕の態度の悪さなんて、寝ているだけで誰にも迷惑をかけていない(先生にはかけている)。ところが、そんな僕でさえ「コイツはひどいな」と思う生徒がたくさんいました。
学校では寝て過ごし、バイト・練習。そのあと遊び。の生活に慣れきっていたので、結局、最後までこの生活が変わることはありませんでした。
学校ではそれほど授業をサボった僕ですが、無事に卒業しています。
国家試験も1発で通過をしているので、言うことなしです。
最後に
僕のように、親を呼び出されるほどの生徒でも、最終的に「なんの問題も無く」卒業できるのが美容学校です。
僕よりも素行の悪い同級生も一緒に卒業でき、落第者はゼロ!全員揃っての卒業です。
もちろん、全国の全ての学校が、このような生徒を卒業させるわけではないでしょうが、これほどの事を平然と行う生徒はかなり稀だと思います。
あなたは、僕よりも「いい生徒」なはずです!
僕が卒業できたのに、あなたが卒業できないはずがない。不安に思うことなど何もありません。
自信をもって、美容学生生活を思いっきり楽しんでください。
決して僕の真似をしてはいけませんよ(笑)。
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