美容師国家試験の合格率を少しでも上げたいのであれば、がむしゃらに練習するよりも「効率」を重視した練習方法を取り入れる方が絶対に良いです。
実技試験を合格ラインまで引き上げるのであれば、効率よく練習すれば「3ヶ月」だけ本気をだせばOKです。
なぜ、「3ヶ月」なのかというと、実技試験の第2課題が発表されるのが約3ヶ月前だからです。
つまり、課題が決まり「受験願書」の配布が始まった直後から本格的に受験対策を取り組めば合格できるのが「美容師国家試験」ということです。
とはいえ、美容師国家試験の受験資格である「美容学校の卒業(予定)」がないことには、試験を受ける事すらできないという事実もあります。
しかし、受験資格があるという事は、ゼロスタートではないという事でもあります。
- 昼間課程の生徒であれば約1年半
- 通信課程の生徒であれば約2年半
- 以前に不合格だった人の場合は、丸2年もしくは3年
という期間は、美容師国家試験に向けての練習をしてきているはずです。
ですから全く何もできない状態ではなく、最低限の技術的なベースができている状態になっています。
そこで、美容師国家試験についての記事をまとめたので「今のあなたに足りないもの」を考え、必要なものを参考にしてみてください。
美容師国家試験:ワインディング編
ワインディングは時間配分が1番大切な要素です。
1つ1つの動作で1秒づつでもいいので、タイムを削っていく事で18分前後くらいで完成させる事ができれば、残り時間の1分以上を手直しに使えます。
まずは、最も無駄な要素である「ブロッキングのやり方」を変える事で、大幅にタイムを短縮できます。
ブロッキングによる短縮の次は、1つ1つの動作を早くしながら綺麗に巻くために「部分練習」をおこない1秒でもタイムを稼ぐ事に専念します。
また、「コーム」という道具選びも非常に重要です。
- ブロッキング
- スライス
- シェープ
ワインディング専用のリングコームを使うことで上達も早くなります。
コーム選びが、いかに大切であるかは下記にまとめてあります。
ワインディグ用ウィッグは規定の長さギリギリにカットしておく事で単純にタイムを短縮できるので、ウィッグの下準備は抜かりなくしておきましょう。
そして、最後は「完璧を目指さない」という考え方が大切です。
「国家試験に合格できれば良い」わけですから完璧は必要ありません。
完璧な技術は、就職してから「かえって邪魔」になってしまうリスクがあります。
ワインディングは「国家試験」と「美容院での実践」とでは「テンションの張り具合」「巻き込み具合」が違います。
国家試験に合格する事は美容師のスタートでしかありません。
その先を考えた技術を学生のうちから身につけた方が近道になります。
美容師国家試験:オールウェーブ編
オールウェーブは時間的な余裕がかなりあるはずなので、仕上がりの綺麗さを重視しましょう。
しかし、どれだけ正確な技術があってもウィッグに問題があれば、時間の経過とともに崩れてしまいます。
そのためオールウェーブは「ウィッグの仕込み」という下準備が非常に大切な要素になります。
ウィッグに下準備をするかしないかは合否に関わってくるので、仕込んでおいて損はないです。
美容師国家試験:筆記試験編
学科の試験は、願書受付から約4ヶ月後に実施されます。
学科の重要な部分というのは「毎回同じ」なので「過去問」の数をこなすことで合格率を引き上げる事が可能です。
これにより「見た事がある問題」ばかりになるので、自信を持って会場を後にすることができます。
注:教科書が変わったタイミングであれば、少しは勉強しましょう!
美容師国家試験:不安、緊張対策
どれだけ練習を積み重ねてきても、当日に緊張してしまい「本来の力が発揮できない」状態になってしまっては、身も蓋もありません。
ですが、当日でもできる「緊張対策」があります。
こういった対策を前もって講じておく事ができれば、メンタルも安定し「当日までの不安も解消」させる事ができます。
自分は本番に弱いタイプだ…。と感じている場合は、なおさら対策が鍵を握ります。
美容師国家試験の合格率を上げる方法:まとめ
美容学校に入学して、1年もしくは2年という前提があっての話ですが、課題発表後の3ヶ月で美容師国家試験は合格ラインまでもっていくことができます。
その3ヶ月で少しでも合格率を上げる練習と準備をして、必ず1回で合格し「美容師デビュー」できるように陰ながら応援しています。
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