カラーとパーマを同時にするのは避けるべき!デメリットが大きすぎる

カラーとパーマは同時にしない髪の悩み
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カラーとパーマの両方をする時、同じ日で同時に済ましてしまった方が時間的な負担が少なくなるので、とても楽ですよね。

 

しかし、髪や頭皮のダメージを考えると「同時にするのは避けるべき」です。

 

カラーとパーマを同時にするのは良くないと思いながらも、具体的にどういったデメリットがあるか知らない人がほとんどですよね。

 

そこで、先日こんなツイートをしました。

 

 

カラーとパーマを同時にするのは避けるべき
✅必要以上に髪を痛ませる
✅同時施術は両方のクオリティーを下げる
✅薬剤によっては「薬事法違反」
✅最低でも7日間は開ける
セットメニューにもなってる「カラーとパーマ」は「1日で終わらせれる」以外にメリットはない
デメリットが圧勝してる

 

この内容について、具体的に詳しく解説します。

 

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カラーとパーマを同時にすると必要以上に髪が痛む

カラーとパーマを同時にすると髪が痛む

 

カラーとパーマを同時にするとなぜ良くないのか?

 

カラーにしろ、パーマにしろ薬剤によって髪のダメージがあることはご存知ですよね。

 

薬剤によるダメージを数値化して考えてみましょう。

 

  • カラーによるダメージが10
  • パーマによるダメージが10

 

このようにダメージを10とします。(想定する上での、仮の数値であり、実際のダメージではありません)。

 

カラーとパーマを別の日に行った場合、10ずつのダメージになるので、計20のダメージになる。

 

カラーとパーマを同時に同日で行った場合、ダメージは20ではなく、30にも40にもなってしまいます。

カラーとパーマを同時にするということは、還元剤や酸化剤、アルカリによる影響、phペーハーの変化が短時間の間にかなり上下します。

 

この短時間での激しい変化というのが「髪を必要以上に痛ませる」事になります。

 

それなら、変化を少なくさせればいいんじゃないの?

 

という発想になるんですが、薬剤を使い「髪の形状や色」を変えるだけのパワーが必要なので不可能。

 

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両方ともクオリティーが下がる

クオリティーが下がる

 

髪の痛みだけではなく、カラーとパーマの仕上がりのクオリティーも下がってしまいます。

 

カラーにしろ、パーマにしろ美容院で料金を支払って「綺麗を買う」のですから100パーセントのクオリティーを求めるのは当然の事です。

 

美容師としても、1日に「カラーだけ」、「パーマだけ」であれば、100パーセントのクオリティーでの仕上がりを実現する事ができます。

 

しかし、同時にする場合は、100パーセントを保持する事ができません。
(例)カラー60:パーマ40などの割合計算になってしまいます。

 

  • パーマをかけてからカラーをする→パーマがとれる
  • カラーをしてからパーマをする→カラーの色が落ちる

 

「パーマがとれる」というのは、「ウェーブ(カール)効率が下がる」という意味で「完全にとれてしまう」という意味ではありません。

 

ここについても、還元剤、酸化剤、アルカリ、phによる影響が大きく関わってきます。

 

どのような薬剤を使用しようが、どんな手順で施術を行おうがこの事実は変わらず、同時に施術するとカラーとパーマの両方ともクオリティーが下がってしまいます。

 

どちらを先にするかで仕上がりは変わるのですが、髪のダメージや最終的な仕上がりを考えると、僕のおすすめは「パーマが先」という順番です。

 

 

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薬事法違反の可能性がある

薬事法違反の可能性がある

 

美容院では「カラーとパーマのセットメニュー」として売り出している広告やクーポンをよく目にすると思いますが、カラーとパーマを同時に施術するのは「薬事法違反」になる可能性があります。

 

パーマとカラーの同時(同日)施術は、使用する薬剤が医薬部外品同士の場合、1週間以上の間隔が必要。

 

このように薬事法で定められています。

 

何気なくカラーとパーマのオーダーをしているかもしれませんが、実は違法である可能性があるという事です。

 

しかし、お客さんはそんな法律が整備されているなんて知らないのが普通ですよね。

 

それに、美容院側は当たり前のように予約を受けたり、場合によっては美容師側から勧められる事もあります。

 

違法であるにもかかわらず、なぜそのような事ができるのか疑問に思いますよね。

 

注目すべきは「医薬部外品同士の場合」という文面です。

 

なぜ美容院で施術できているのか?

「医薬部外品同士の場合は1週間以上の…」という制限が設けられているため「医薬部外品同士ではない場合」はOKという事になります。

 

薬事法における「医薬部外品」と「化粧品」の関係。

薬事法の図解
引用元:理美容ニュース

 

パーマ液及び、カラー剤に関しては「医薬部外品」登録のものと「化粧品」登録のものがあります。

 

医薬部外品登録と化粧品登録の組み合わせであれば、薬事法には触れない。

 

これが、美容院でカラーとパーマを同時に出来ている理屈です。

 

しかし、実際に使用する薬剤をしっかりと「使い分けているか?」というのは、担当の美容師にしかわかりません。

 

つまり、実情はかなり「グレー」という事です。

 

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カラーとパーマを同時にするメリット

メリット

 

カラーとパーマを同時にするメリットは、同じ日に出来るという時間的なメリットしかありません。

 

日を分けるという事は、何度も美容院へ行くという移動時間もかかりますし、最低でも2日間は美容院という予定が入る事になります。

 

時間を節約できるという事は、確かに大きなメリットではありますよね。

 

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カラーとパーマは同時にしない方が良い

カラーとパーマは同時にしない方がいい

 

僕の見解としては、カラーとパーマは同時にすべきではないです。

 

というのも、時間的なメリットはあるものの本来の目的である「綺麗になるため」からは外れてしまうからです。

 

カラーにしろパーマにしろ「綺麗になるためにしている行為」です。

 

なのに、髪を必要以上に痛ませてしまったり、仕上がりのクオリティーを下げてしまったりしてしまうと本末転倒だと思いませんか?

 

美容師としても、「お客さんの髪を綺麗にしたい」という想いがあります。

 

それに、「化粧品」登録の薬剤を使用した場合であっても、法律に反しないというだけで、薬剤であることに変わりはありません。

 

化粧品登録だから、優しい成分という事ではなく、新たに使用が認められた成分が「医薬部外品に該当しない」。

 

医薬部外品として取り扱うためには、「薬事法の適応範囲の追加」という手続きなどの手間がかかってしまうため、登録が安易である「化粧品」として登録されているというだけの事です。

 

言ってしまえば、「大人の都合」というやつです。

 

ですから、僕が経営しているお店では「髪の事を最優先」に考え、カラーとパーマは同時にはしておらず、絶対に7日以上は間をあけてもらっています。

 

自分の綺麗を最優先させ「美髪」を目指すのであれば、カラーとパーマは分けて別の日に行う事をオススメします。

 

以上、カラーとパーマを同時にするのは避けるべき!デメリットが大きすぎるでした。

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