僕の店では、半年に1〜2件くらいのペースで「髪の毛にガムがついちゃんだけど…」という相談があります。
僕は1人で営業しているマンツーマンサロンなので、スタッフを雇っている美容院と比べると、当然お客さんの数は少ない。
にも関わらず、半年に1度は相談を受けるので、僕が思っている以上に「髪にガムがついちゃう事故」は多いようです。
そこで、先日こんなツイートをしました。
髪にガムが付いてしまった時の対処法❗
✅ガムは油で溶かして取る👍
❌タオルやティッシュで無理に取ろうとしても綺麗に取れない😱
ガムの成分は油で溶ける性質があるから髪を切る必要もない😆
子供が髪にガムをつけちゃった時は油で解決😊
大人の髪のにも効果あり(笑)。
油の種類は何でもOK😇
— ゆーすけ@髪の救世主 (@yu_suke_blog) July 6, 2019
✅ガムは油で溶かして取る👍
❌タオルやティッシュで無理に取ろうとしても綺麗に取れない😱
ガムの成分は油で溶ける性質があるから髪を切る必要もない😆
子供が髪にガムをつけちゃった時は油で解決😊
大人の髪のにも効果あり(笑)。
油の種類は何でもOK😇
このツイートを、もう少し詳しく解説し、外出先での対処法と「油」以外での方法を紹介します。
髪の毛にガムがついても切る必要はない
僕が受ける相談は、大体この2つです。
・いつのまにか子どもの髪にガムがついていた。
・ガムを噛んでる時に寝ちゃって髪にガムがついちゃった。
「子どもが遊んでいる時にガムをつける」ばかりではなく、「大人でもやっちゃう」ことがありますので、安心してください!あなただけじゃないです。
ガムが髪についちゃうと、普通に取ろうとしても取れないんですよね。
タオルやティッシュじゃ取れないし、シャンプーしても取れない。
髪を切らなくても、ガムを綺麗に取り除く事は出来ます。
髪についたガムは「油」で綺麗に取れる
ガムの原料は「チクル」というもので出来ています。
この「チクル」という原料は、油に非常に溶けやすい性質を持っているんです。
ガムを噛んでいる時に、チョコレートを食べた事はありませんか?僕はあります。
ガムとチョコを一緒に食べると、ガムが消えるんです!
別にマジックではないんですが、チョコに含まれる「カカオバター」という「油の成分」がガムの原料である「チクル」を溶かしてしまうから、ガムがなくなっちゃうんですよね。
このように、油にはガムを溶かす性質があるんです。
つまり、髪にガムがついた時は「油」をつけてあげると取り除く事ができるんです。
口の中にある時は「咀嚼」によって溶けてなくなるのですが、髪についたガムに油をつけると髪から「剥離」してくれるイメージで固形のままツルンと剥がれるように取り除く事が出来ます。
この方法であれば、髪を切る必要はなく、手軽で髪にダメージもないのでオススメです。
使う油と具体的な手順
使う油は、家庭にあるもので十分です。
・オリーブオイル
・サラダ油
・バター(マーガリン)
・ベビーオイル
・整髪料(ムース、ワックスなど)
・メイク用クレジング
このようなものが1つもない家庭は存在しないと思いますが、油であればなんでもいいです。
ですが、灯油などは危険なので絶対にやめてください。
『具体的な手順』
1.油をつける前に、髪が乾いてるか確認する。
2.ガムがついている部分に油をたっぷりつける。
(タオルなどに染み込ませてもいいのですが、ダイレクトに油をつける方が楽です)
3.そのまま3分ほど放置する。
4.ガムが柔らかくなったか確認し、くしで優しく梳かす。
(この時、ポロっと取れなければ、油を足し、もう少し時間をおいて下さい)
5.ガムが取れたらシャンプーをして、油を落とす。
これだけで、ガムを綺麗に取り除くことができます。
油を使わずに、無理やり取り除こうとすると、髪が抜けてしまったりするのでやめておきましょう。
外出時の場合
外出時に「髪にガムがついてしまった場合」は、自宅と違い手元に「油」なんてないですよね。
そんな時には、コンビニへ!
メイク落としにワックス、食品用の油など、なんでも売っています。
油以外で取り除く方法
油を使って取り除くのが最も手軽で効果的なのですが、他の方法も念のため記載しておきます。
油が家に1つもない!って方は、こちらの方法で取り除く事ができます。
氷で冷やす
ガムは、冷やすと固まる性質もあるので、氷で冷やすとネバつきがなくなりポロっと取り除く事ができます。
ガムを噛みながら、冷たい飲みのもを口に入れると固くなるあの感じです。
髪についたガムに氷を数分間押し付けておき、ガムが固まったら剥がす。という手順で行ってみてください。
コールドスプレーを使う
コールドスプレーとは、打ち身や捻挫した時に使う瞬間冷却スプレーのことです。
こちらの場合も、氷と同様に「冷やして固める」というやり方です。
冷却スプレーがない場合、制汗スプレー(デオドラントスプレー)でも代用できます。
使い方は、ガムのついた部分に至近距離から直接数秒吹きかけ、ガムが固まったらポロっと剥がしてください。
最後に
いかがでしたでしょうか?
子供はもちろん、大人でも思わぬタイミングで髪にガムがついてしまうことがあります。
事前にこういった予備知識があれば、すぐに対処できるのですが、頻繁に起こることではないので、どうすれば良いのかわからず、「髪を切る」ということが思い浮かびますよね。
焦って無理やり取ろうとしがちですが、それでは取り除く事が出来ません。
これは、「髪の毛」に限った事ではなく、洋服についてしまった場合でも有効ですし、ガムを踏んでしまった時、靴についてしまった場合であっても同じ方法で取り除く事ができます。
「ガムがついた=油」という風に覚えておくと、いざという時にとても役に立つので、ぜひ覚えておいて下さいね!
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