アシスタントは2年目で迷いを感じる

ドレスを着たさまよう女性美容師アシスタント
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憧れの美容院に就職し、緊張や戸惑いがありながらも頑張っていた1年目とは違い。2年目になると仕事に慣れてきたこともあり、一気に苦痛になってきたりしていませんか?

 

毎日がツラい。朝になると憂鬱になる。転職を考えるようになる。など、多くの悩みを抱え出し、自分の選択に迷いが生じるのがアシスタント2年目だと思います。

僕は、これまでの美容師人生で何度か「このまま、この仕事を続けていていいのか?」と迷いを感じた事がありますが、初めてこの迷いが出た時が2年目の頃でした。

 

僕が感じた事と同じような迷いを抱えながらも頑張っている方のために「辛い現実と明るい未来・美容師以外への道」への考え方を僕の経験をもとに紹介していきます。

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アシスタントは2年目で迷いを感じる

砂漠で迷子になっている男性

1年目は大変ながらも希望と気合のみで乗り切ることができると思います。しかし、2年目になると怒られる事が増えたり、時には罵声を浴びせられたりで恐怖と怯えが出てくる機会が多くなるかもしれません(そんな職場ばかりではない)。

そして、「このまま美容師を続けられるのか?」と迷いが出はじめていませんか?

 

美容業界は、仕事の拘束時間が長かったり、休みが少なかったり、給与が安かったりといわゆるブラック企業と言われる体質が当たり前のように要求される業界かもしれません。

 

仕事や練習ばかりの毎日で、せっかくの休日も講習などの参加を余儀なくされ、自分の時間を作り出すのが難しい、友達ともなかなか会えずストレスは溜まる一方。

その気持ちよくわかります!この時期は仕事に関する事ばかりに時間を費やすので、友達はどんどん離れていってしまうんですよね…。

でも、本当の意味で「心を許せる友達」はちゃんと残るもんですよ!

 

それよりも、怒られてばかりの毎日で、休みもなく寝不足が続き、そのせいでまたミスをしてしまう。その繰り返し・・・。それが長い期間続いてしまうと「心が潰れてしまう」。鬱状態になってしまう危険があります。

 

どうしても耐えられてない場合、心が潰れてしまう前に転職してしまった方がいいです。

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美容師を続ける道はいくらでもある

ヒッチハイクをする男性

有名な店に就職し、メディアでも取り上げられるようなカリスマ美容師になりたい!という目標がある場合は別ですが、美容院なんていくらでもあります。

 

美容院の数に対し美容師の数が圧倒的に足りていないため、どこのお店も人手不足の問題を抱えています。つまり完全に売り手市場なわけです。

 

毎日ツラく苦しい思いをし、心を壊してまで今のお店で働き続けるメリットはありますか?

 

もし、耐えてまで得られるものがないと感じたらとっとと辞めてしまえばいいと思います。
あなたを必要としている別のお店はたくさんあるし、働きやすい環境を整えているお店も必ずあります。

 

「現在の店で働き続けて得られるもの・他のお店へ転職した時に得られるもの」を想像してみて、どんな選択をすれば「自分が楽しくいられるか?」を考えてみてください!

 

この先もずっと働く上で、「楽しく」というキーワードは非常に大切なものです。決して「楽な方を選べ」と言いたいわけではないので、誤解がないように。

今のレッスン内容を考える

アシスタント歴2年目で、カットの練習をしている人はごくわずかかもしれませんがいないわけではないと思います。

 

3年目や4年目ならば、可能性は大きいですよね!また2年目であってもカットの練習にこれから入る。という方は、慎重に決断した方がいいです。

 

この段階であれば、僕ならどんなに辛くても耐えます。耐えてその店でジュニアスタイリストに昇格した方が合理的だと思います。

 

美容師において、アシスタントとスタイリストとの違いは「天と地」ほどの差があります。お店の体質が最低だった場合、アシスタントは駒のように使われる環境すら普通にあります。

 

仮にあなたが今いる職場がそんな場所だったとしても、僕なら耐えます。「スタイリストに昇格した瞬間に転職する」という想いがあればモチベーションも保てますよね!

 

一度スタイリストになってしまえば、スタイリストとして転職できるので耐えてでも頑張る価値が必ずあります。悪知恵を働かせて、実際にはスタイリストの経験がないのに、「以前の職場でスタイリストをしていました」と嘘をついて転職したとしても大体はバレるのでやめた方がいいですよ。

 

技術や接客、施述時間などどれを取ってもスタイリスト経験者とそうでないものは、様子を見ているだけでも明らかな差が出るものです。そのくらいプレッシャーや責任感が違う立場であり、上手に誤魔化せたとしても、それを毎日10時間以上続けるのはかなり精神的な消耗になると思います。それに自分に嘘をつく事ほどツラく悲しい事はないと思います。

 

しかし、アシスタントのまま転職してもアシスタントのままです。八重もすると転職先でも同じような想いをする可能性がありますよね?環境や仕事のやり方などもガラッと変わるため覚えることや適応性を考えるとリスクが大きいと思います。

 

カットはまだまだ先。という状態であれば、耐えなければいけない期間もそれだけ長くなり、その間に心を壊してしまう可能性が大きいので、とっとと転職してしまうのがオススメです。

 

僕の話をすると、同期(年齢は上)の1人と同じタイミングでカットの練習に入り、同期の人はスタイリスト昇格試験を受けずして店を去りました。昇格試験は目前というタイミングだったので非常にもったいないですよね。

 

その後、僕はすぐにスタイリストになり、同期は違うお店で2年アシスタントとした後にスタイリストになりました。(店を辞めた後も仲は良かったので、交流はよくしていました)

ここでの2年は埋めようがないほど差が開くことになります。

僕はスタイリスト歴2年という実績を作り、同期はアシスタント歴が2年伸びただけ。

僕が独立をした年に、同期はうだつの上がらないスタイリストのままでした。(仲だけは良いのが救い)。

 

このように転職するタイミングを見誤ると、将来性がなくなってしまうこともあるので、現状だけでなく、今の状態(ポジション)・今後の可能性を冷静に考える人が必要です。

 

その他の考えとして、スタイリストにはならずに「アシスタント人生を歩む」というのもありだと思います。

 

「アシスタント業の方が楽しいと感じる人」や「スタイリストが背負う責任から解放されたい」って思っている人がいるのも事実です。

 

あなたもそういった考えを持っていた場合、無理にスタイリストにならなくてもいいのではないでしょうか?

 

スタイリストにはならない!と決断することで楽しい未来がある可能性もあります。

 

僕が実際に見てきて感じた部分は「美容師は必ずスタイリストを目指さなければいけないのか?」に書いてあるので参考にしてみてください。

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美容師以外の道

立ちすくみ別の道を探す男の子

これは「あまり選んでほしくない」というのが本音です。

 

美容師は本当に楽しい仕事ですし、やりがいもあり、給与や休日などの面も後から付いてきます。ツラい・キツイだけの仕事じゃないですよ!

 

しかし、そう感じられない人がいるのも事実。美容師免許を活かすのなら、美容学校の教員・美容ディーラー・メーカーへ転職・まつ毛エクステサロンやエステサロンなんかも美容師免許を持っている人を優遇してますよね。

 

美容にこだわらないのであれば、なんだって出来ます!
といっても決断は、早い方がいいと思います。

「年齢が若ければ若いほど、なにをするにもリスクが少ない」と思います。

迷いながらダラダラと先延ばしにし、気づけば転職に不利な年齢となってしまわないようにすべきです。

 

人間関係がうまくいかず美容師をやめてしまう人は、接客業以外の仕事に就く人が多いですが、業界が変われば人間関係も変わると思いますし、どんな仕事であっても人との関わりをなくす事はできないので、業種にこだわらず「興味があり楽しそうな仕事」を見つける事が大事ですね。

 

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最後に

人を美しくし、喜ばせる・楽しませる。というのが美容師の仕事です。そのためには「まずは自分」が良い状態でなければ難しくなってきます。心を壊してまでお店に固執する必要はないですよ!

 

ただし、今の状態をしっかりと見つめ直して、先の展望を考えた上で選択し、効率が良く合理的な結論を考えてみましょう!

 

2年目はツラいけど、3年目になると仕事の幅が一気に広がり、有意義に楽しく仕事をできるようになる。なんてこともよくあります!その楽しさを知ればどんどん美容師という仕事にのめり込んでいくと思うので、辛い時期であっても乗り越えて欲しいと願います。

 

お客さんからの指名を集めることで楽しさを加速させるという考え方もあるし、実際に指名をもらえるようになればモチベーションは勝手にあがります。

 

僕は指名を取りに行くことで美容師の楽しさやりがいを実感することができました!

「その気になれば、アシスタントでも「指名」してもらう事はできる!」

「美容師を続けるかどうか?」という事を考える最初のターニングポイントとなるのが2年目だと思うので、一度真剣に考えてみてください。

2年目はどんな人でも悩みを抱える時期だと思うので、あなただけが不安なわけではないです!先輩のみんなが通って来た道なので、頼れる先輩がいれば打ち明けてみると理解を示してくれると思うし、良いアドバイスをもらえると思います。

 

勇気がいることだとは思いますが、恐れずに相談してみましょう。「その気持ち(想い・考え)は良くわかる!」という返事があると思います。

もし、僕でよければどんな相談にも乗りますのでお気軽に問い合わせフォームより、お問い合わせください!

 

僕の経験や考えからしかアドバイスができませんが、1人で悩んでいるよりかは気持ちが楽になると思います。

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