美容師アシスタントがシャンプー技術で得られる3つのメリット

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美容師が一番最初に習得する技術がシャンプーになります。

 

誰しもが最初に通る道ではありますが、シャンプーができないうちは、掃除などの雑用しかできる仕事がありません。そんな毎日は楽しくないですよね?

 

シャンプーができない事で、営業中の忙しい店内の中で1人だけ取り残されたような感覚になったりしていませんか?

 

逆を言えば、シャンプーが出来るようになるだけで美容師感が一気に増すし、仕事も楽しくなるので1日でも早く入客できるようにいっぱい練習をしましょう!

 

そして、シャンプーが出来るようになる事で、目に見えない恩恵があります。

 

シャンプーは美容師の基礎中の基礎になる技術です。シャンプーの技術1つで「美容師人生に関わってくる」といった考え方もあります。

 

いかにシャンプーという技術が大切なのかをお伝えしたいと思います!

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美容師アシスタントがシャンプー技術で得られる3つのメリット

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お客さんに入客できるレベルまでシャンプーの技術を身につければならないわけですが、「どのくらいの期間、どのくらいの練習量をしなければならないのか?」というのは正確に答える事ができません。

 

というのも、お店のカリキュラムや個人の力量によって全く違うからです。

 

早いお店では、1ヶ月程度の練習で「あとは実践で学べ!」というやり方をとっている店もあれば、半年以上しっかり練習し、「満を持しての入客」という店もあります。

 

業界の平均的は期間は、3ヶ月程度な感じです。

 

しかし、僕は練習を開始してから6ヶ月後にシャンプーテストを合格し、入客できるようになりました!

 

 

それまでは、毎日毎日、床はきやタオル干し、準備や片付けばかりで仕事に対し、楽しさを覚えた記憶はありません。

こんな事をするために美容師になろうと決意したんじゃない!と思ってた記憶がありますが、今思い返すと、他に美容師らしい仕事ができないので、当たり前ですよね!

 

そんな毎日から早く抜け出したかったので、1回でも多く練習できるように時間をつくり頑張りました!

 

シャンプーの場合、1人で練習できるものではないので、モデルになってくれた先輩方にも感謝しなければいけませんね。その節はありがとうございました。

 

 

僕が最初に勤めた(バイト)店では、「シャンプーの練習を始めて7〜8ヶ月で合格レベルに達する。」というのが先輩方の常だったようなので、僕の半年という期間は通常よりも早い合格でした。

完全に「満を持してタイプ」のお店でしたね。「料金を頂いてお客さんに提供するのだから、誰がやっても同じレベルでなくてはいけない」という方針のある店だったので技術に一切妥協しない店でした。

 

といっても、新人とベテランで技術力の差は歴然なんですけどね…。最低限のレベルが高いといった感じです。

 

このように、オーナーや店長の考え方・カリキュラムによって練習量・練習期間がまちまちというのが実情です。

これは良い悪いの類ではなく。お店の技術レベルがここに表れます。

シャンプーが上手い美容師は全ての技術が上手い説

シャンプーが上手い人は、単純に技術力が高いだけではありません。

 

シャンプーでは手の動き以上に、チカラ加減の強弱・手を動かすリズムが重要ポイントなんです。
一定のチカラ加減で一定のリズムでシャンプーをされても全く気持ち良いとは感じないため、強い・弱い・早い・ゆっくり。という落差をつけることがシャンプーが上手になるコツです。

 

そして、お客さんに直接触る行為がシャンプーなんです。カットやカラー、パーマなどの施述は道具を使い、髪をメインに取り扱うので、手(指)で直接お客さんを触ることってシャンプーしかないんですよね!
(マッサージはする店、しない店があるため考慮してません)

 

この「直接触る」というのが非常に大切な感覚を養ってくれます。チカラが「強すぎると痛い」「弱すぎると気持ち悪い」とことがあるため、丁度良くて気持ちの良いチカラ加減を学べるのがシャンプーだけなんです。

 

シャンプーで、「人の扱い方」を知ることが他の施述ので「丁寧さ」に繋がります。

 

僕がシャンプーの練習をしていた時によく言われたのが「シャンプーが下手な奴は何をやらせても下手」と何度も何度も言われてました。

 

この言葉の本質は、「シャンプーが下手(雑)な奴は、何をやらせても(雑にするから)下手」という事だと思います。

 

実際にシャンプーが下手な人は、施述の際、お客さんの頭をぞんざいに扱う人が多く、なにをさせても下手だな。と感じてしまうし、お客さんからも敬遠されます。

 

この時に培った「チカラ加減・リズム」のおかげで、カラーやワインディング、カットに至る全ての技術でテンポよく施述できていると実感しています。

 

僕はシャンプーが技術力の土台と考えているので、転職してきた全てのお店のスタッフ全員にシャンプーをして!とお願いしてました。

その中で、「売り上げが多く、技術力が高い」と感じた人たちは、総じてシャンプーが上手でした。

この結果からも、シャンプーが上手な美容師は全ての技術が上手いと言えます。

シャンプーが上手だと指名がもらえる

シャンプーが上手は美容師は、当然お客さんに好まれます。そりゃそうですよね!同じお金を払ってしてもらうなら、下手な人より上手な人にしてもらいたいものです。

 

そこで、お客さんはシャンプー指名なるものをしてくれるようになります。あまり聞いた事ないと思いますが、裏メニューみたいなもんですね!お客さんが間違いなく喜んでくれるサービスなので、お店側は要望に合わせます。

 

このシャンプー指名がもらえるようになると、お客さんとの関係性が一気に深まります。お客さんは「してもらえて嬉しい」ですし、指名をもらえると「やる側も嬉しい」です。

 

テンションも上がるので、いつも以上に「丁寧に気持ちの良いシャンプーを心がける」。そして、また褒めてもらえる。次も指名してもらえる。というスパイラルができます。

 

そして、スタイリストになった暁には、担当として指名してもらえる可能性がグッとあがります。

 

カットがまだできない段階であっても、カラーができるようになればカラーのみのお客さんから指名をもらう事はアシスタントでも可能です。

 

指名をもらうキッカケになるのがシャンプーです。

 

僕は独立するまでに7店ほど転職しているのですが、どんな店に行っても「お客さんにシャンプーを褒めてもらえてました」スタイリストであっても転職直後はフリーのお客さんをメインに担当させてもらうので、シャンプーはアシスタントに頼まずに自分で施術し、次回の担当指名につなげる。というやり方で指名を増やしていったので、シャンプーが上手いかどうかは美容師としての売り上げに関わってくると言えます。

 

シャンプーが上手いとチップをもらえる

シャンプーを気に入ってもらえると、チップをくれるお客さんが現れます。こんな時代であってもです!

 

「シャンプーが気持ち良かった」という体験は、それほど人の気持ちを動かしてくれます。

 

 

僕がシャンプーボーイ(今はこんな言い方しないのかな)をしていた事は、千円ほどチップをもらってました!別に要求しているわけではなく、そんなシステムもないので相場のようなものはないと思いますが、なぜか千円が多かったです。

多い日で五千円ほどもらえる日もあり、お客さんの善意の気持ちですので、ありがたく頂いてました!

お店のスタッフ(先輩)に日頃の感謝という意味も込めて、「チップで飲み物などを差し入れる」という使い方もしてたんですが、喜んでもらえて、お礼まで言ってもらえるので少し優越感に浸れるので、こういった使い方もいいですね。

 

なぜかチップはシャンプー特有のもので、カットやカラーなど他の施述でどんなに喜んでもらったとしてもいただけた事はない!ので人の心理って不思議なものですね。

 

 

お店のシステムによっては、チップは「個人のもの」ではなく、「お店のもの」と決まっていて、誰がチップをもらおうが即没収という店もあるので、ぬか喜びに注意が必要です。
没収といっても、ミーティング時の飲み物や食事会などに使われる事が多いので、基本的には還元されます。
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最後に

練習の際に「人を喜ばせれるシャンプー」を意識し、それが出来るくらいのシャンプー技術を身につけば、ほかの技術も確実に上手くなります。

 

入客できるようになるまでに多少時間がかかったとしても、技術の土台であるシャンプーは「誰にやっても褒めてもらえるレベル」にしておくと、頑張った分の恩恵が全て自分に返ってきます。

 

最初に覚える「美容師らしい仕事」であるシャンプーは、雑用ばかりで退屈な日々を抜け出すきっかけになるだけでなく、その後の美容師人生にも大きく関わってきますので、1回1回の練習を真剣に行い、先輩への感謝の気持ちを持ちながら練習すると、心のこもったシャンプーができるようになりますよ!

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