パーマが「かかりにくい」「とれやすい」は髪質だけが原因ではない!どんな髪質でもパーマを楽しむ方法

パーマと髪質の関連性髪の悩み
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パーマが「かかりにくい」「とれやすい」という問題は、「髪質」だけのせいにされがちですが、実は「髪質」よりも「美容師のスキル」が原因というケースの方が多かったりします。

 

確かに「パーマの保ちが悪い髪質」というのはあるのですが、それを言われても「お客さん側」はどうすることもできないですよね。

 

髪質のせいだから・・・。と泣き寝入りする前に「美容師側」を疑ってみるのも解決策の1つです。

 

美容師の中には、「技術は上手だけれど、薬剤に疎い」という人も多いので、一般の方であっても「ある程度」の知識を持つ事で、悲しい思いをしなくてよくなります!

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パーマが「かかりにくい」「とれやすい」髪質

パーマがかかりにくい、かかりにくい髪質

 

パーマが「かかりにくい」「とれやすい」というのは、対極にあるものなのですが、どちらも「パーマのかかり」としては同じ分類です。

 

パーマの持ちが悪いとされている髪質は以下の3つがあります。

 

  • 太い直毛である
  • 極端な軟毛である
  • 髪が傷みすぎている

 

それぞれをもう少し詳しくみていきましょう。

太い直毛

太い直毛は、「キューティクルの層が厚い」ため薬剤を弾きやすく、さらに「髪の内部の結合が強い」ため「かかりにくく」しっかりかかったとしても「元々の結合が強いからとれやすい」という事が考えられます。

 

極端な軟毛

極端な軟毛は、いわゆる「猫っ毛」です。

 

髪が柔らかく、ぺたんと潰れてしまいボリュームが出にくい方は「軟毛」寄りの髪質になります。

 

軟毛は、太い直毛とは逆で「髪の内部の結合が弱い」ため「かかったように見える」けど「髪が乾くとウェーブがなくなる」という特徴があります。

 

もともとの結合が弱いため、強い薬剤を使用してしまうと「髪がかなり傷む」のですが「弱い薬剤」だと「パーマがかからない」という事態になるため「薬剤選定」が難しい髪質と言えます。

 

髪が傷みすぎている

髪が傷みすぎている場合は、もともとの髪質に関係なく、「パーマがかからない」髪質になっています。

 

もちろんダメージ具合にもよるのですが、「ヘアカラー、ブリーチ、パーマ」の繰り返しによって髪がかなり傷んでいる場合「髪の内部で結合している細胞がほとんどない」という事になっています。

 

髪は内部の結合によって形状が保たれているので、「結合がほとんどない」という場合、「薬剤を反応させる細胞がなくなっている」というイメージです。

 

薬剤が反応する余地がなければ、パーマはかからなくて当然の結果と言えます。

 

このように「パーマのかかりに関する髪質」の原因は、大きく3つに分ける事ができます。

しかし、「髪が傷みすぎている」ケースではない場合、パーマの保ちに関する原因は髪質だけが原因ではありません。

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髪質ではなく美容師に原因がある

髪質ではなく美容師が原因

 

冒頭の繰り返しになりますが、パーマが「かかりにくい」「とれやすい」というのは髪質だけの問題ではなく、美容師の「技術、知識、経験」が不足している可能性も大きくあります。

 

パーマは「還元と酸化」の化学変化によって「髪の形状」を変化させています。

 

パーマ剤の「1液で還元」し「2液で酸化」しているのですが、多くの美容師は「1液の還元」は慎重に行うものの「2液の酸化」はおろそかにしがちです。

 

1液の選定を間違ってしまうと、「パーマがかからない」といった事や「髪がものすごく痛む」ため「薬剤選定、放置時間」を知識と経験から決めているのですが、2液は「マニュアル通り」にしか行っていない美容師が非常に多いです。

 

パーマの原理を簡単に説明するとこのような感じです。

 

パーマをかける際に、髪に巻きつける棒を「ロッド」というのですが、このロッドの「径」や「巻き方」によって、髪の形状を「形付け」、「1液」によって髪の内部の「結合を切り」、「2液」で「再度、結合し直す」という仕組みです。

 

要するに、ロッドという形に合わせて髪の内部の結合を切って、つなぎ直す事で定着させるんです。

 

結合を切る時に「慎重」にはなるけれど「再結合」の時は、あまり深く考えない。

 

というのは、一般の人が聞いても疑問を抱くのではないでしょうか?

 

髪の形状を変え、キープさせるのですから「再結合」の方が重要ですよね!

 

しかし、その部分が案外「いい加減にされがち」なんです。

 

髪の内部がしっかりと「再結合されていない」ために、パーマの「かかりがあまい」つまり「かかっていない」「すぐにとれる」ということになります。

 

パーマは1液よりも2液の方が重要だということを理解していない美容師が施術をすると、パーマが「かかりにくい」「とれやすい」という結果になりやすいです。

 

また、美容師に「パーマがかかりにくい」等の髪質の説明をされた経験がある人も多いとおもいます。

 

ですが、これってお客さんに関係ないですよね?

 

かかりにくかろうが、とれやすかろうが、パーマの施術を引き受けたのであればしっかりとかけなければなりません。

 

無理なら断ってもらった方が「お客さんとしても嬉しい」のではないでしょうか。

 

それを「あなたの髪質は・・・。」などと髪質のせいにされても「言い訳」でしかありません。

 

つまり、「髪質がうんぬんかん」と髪質を原因とする美容師は「技術、知識が乏しい」と公表しているのと同じです。

 

とわいえ、パーマが「かかりにくい」「とれやすい」髪質の人がいるのは事実です。

 

では、どうすれば「満足できる」パーマスタイルを楽しむことができるか?が気になるところですよね!

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「デジタルパーマ」「エアウェーブ」でパーマを楽しむ

パーマを楽しむ

 

パーマが「かかりにくい」「とれやすい」という髪質の問題を解決する方法は「パーマの種類」で考えると良いです。

 

  • 髪が硬く太くて「かかりにくい」(とれやすい)
  • 髪が細くて「すぐとれる」(しっかりとかかりにくい)

 

どちらの場合でも、しっかりともちの良いパーマをかける事が出来、パーマスタイルを楽しめるのが「デジタルパーマ」もしくは「エアウェーブ」というパーマの技法です。

 

それぞれの「特徴」や「なぜ保ちが良くなるのか?」といった疑問については「パーマは3種類しかない!髪型によって使い分けが必要」で詳しく説明してあります。

 

この記事を読んでくれている人の中には「デジタルパーマ」「エアウェーブ」は、髪がすごく痛んでしまう「イメージ」を持っている方や自身の経験で髪が痛んでしまった過去がある方もいるかもしれません。

 

そういった「良くない印象」を持っている場合、それを払拭するのは難しいのですが、間違いなく言える事が1つだけあります。

 

担当の美容師が下手くそだった。

 

これにつきます。

 

美容師の「テクニック、知識、経験」が乏しかった場合は、パーマの種類に限らず「なにをしても」髪を痛ませてしまいます。

 

現在あるパーマ技法でもっとも髪のダメージが少ないとされているのは「エアウェーブ」です。

 

そのエアウェーブですら「髪が痛むイメージ」を持っている方が非常に多いと感じます。

 

実際に、僕の店に来店される新規のお客さんに「エアウェーブ」をオススメしても、あまり良い反応をしないというのが、僕がそう感じている理由です。

 

エアウェーブで苦い経験をした人って結構いるんですよ・・・。ある種のトラウマになってしまっている人すらいます。

 

「美容師の力量次第」で結果は変わるので、拒絶反応を出してしまうと少しもったいないですよね。

 

僕が担当しているお客さんでは、「普通のパーマ」よりも「エアウェーブ」をかける人の方が圧倒的に多いですし、「髪の痛みも少なく、長い期間しっかりと保つ」と喜んでいただいてます。

 

とわいえ、僕がすごい上手な美容師というわけではないですよ!

 

ごくごく普通の美容師です。

 

髪をなるべく痛ませないようにするには、どうすればいいか?をたくさん勉強したというだけです。

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少しでもパーマの「保ち」をよくするには?

パーマの保ちをよくする方法

 

パーマの保ちを少しでもよくするためのポイントは「2液」にあります。

 

2液によって「再結合」をしっかりと行えば、そうそうパーマはとれません。

 

パーマの保ちをよくするために「パーマをした日は洗わない」といったシャンプー禁止令が常識的に言われていますが、これって結構「昭和」な考えです。

 

未だにこんなことを言っている美容師は「知識」が乏しいと言っているのと同じですので、疑いの目を持ちましょう!

 

パーマはその日にシャンプーをしたくらいでは、とれません!

 

もし、シャンプーをしたことによってパーマがとれてしまった場合は「酸化不足」が原因です。

 

2液での「髪の内部を再結合」する工程がしっかりと行われていなかった場合は、パーマの保ちが悪くなり、極端な話をすると「1度のシャンプー」でパーマがとれてしまいます。

 

酸化不足を理由に「シャンプーを控える」説明がよくありますが、これがまさに昭和です。

 

髪は「空気酸化」などしない!

 

というのが、今の毛髪科学の「常識」です。

 

とわいえ、これはお客さん側ではなく、美容師側にすべて委ねられます。

 

ですが、なにも対策がないということはなく「一言」で解決することができます。

 

2液のタイミングになったら「2液は少し長めに時間をおいて下さい!」これを言うだけでOKです。

 

2液はしっかりと放置時間を置いてあげると、その分だけ「再結合」を強固なものにできます。

 

「時間をおけば置くだけ良い」というものでもありませんが、通常よりも5分程度増やすだけでも十分に効果的になります。

 

一般的に「2液は2回」つけるものなんですが、僕のやり方は「2液は3回」つけます。
そして、1回1回の放置時間も一般的なタイムより長く設定しています。

 

これだけしっかりと酸化をしているから「髪の痛みが少なく、パーマがとれにくい」という結果になるんです。

 

素人が美容師にそんなことを言っても大丈夫?と思うかもしれませんが、大丈夫です!

 

別に偉そうに言う必要もないですし、理論を語る必要もありません。

 

2液は少し時間を長くして欲しいです。と「お願い」すればいいだけです。

 

「少し時間を長く」という曖昧な言い方をすれば、だいたい2、3分を2回で計4〜6分の時間を延ばすことができます。

 

これは「美容師時間」ってやつですね!僕が勝手に名付けただけですが…。

 

パーマやカラーの際「もう少し時間をおきますね!」って言われたことないですか?

 

あれって大体5分くらいなんです。

 

2〜3分の場合もあるのですが、5分以上を「もう少し」と表現している美容師は見たことがありません。

 

この一言を言うだけで仕上がりが変わります。

 

  • パーマのかかりが良くなる
  • パーマの保ちが良くなる
  • 髪の痛みは少なくなる

 

こういった一言は「美容師への牽制」にもなるので、他の技術も丁寧に100%の力を使って施術してくれるようになるのでお得な一言です。

 

美容師は、こういった「牽制」に構える習性があり、プライドが高い人種が多いので「負けるものか!」と本気になって燃えてくれます。

 

一石三鳥以上にもなるので、遠慮せずに言った方がいいです。

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パーマが「かかりにくい」「とれやすい」髪質のまとめ

パーマについて理解を深めた3人

 

パーマが「かかりにくい」「とれやすい」という悩みがある場合、髪質が原因という事もありますが、髪質だけの問題ではないです。

 

美容師の「技量、知識、経験」の乏しさを「お客さんの髪質のせい」といった風に、問題のすり替えをしているケースが多々有ります。

 

パーマはカットやカラーに比べると、頻繁に行うメニューではありません。

 

そのため、うまくいかなかった場合「その髪型でしばらく過ごさざるを得ない」という状況を作り出してしまいます。

 

ですから、自身での髪の扱いはもちろんなんですが、美容師の言動に注目してみて、「お願い」をするのも1つの手です。

 

それでも満足のいくスタイルにならない場合、美容師との相性という問題がある可能性も考えられます。

 

そうなれば「新たなお店」もしくは「別の担当美容師」を考えてみるのも1つですね!

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