今回は、美容学生におすすめのバイトは1つだけでお伝えした内容をもう少し掘り下げて、紹介したいと思います。
同級生と足踏みを揃えて成長するのと、一歩先へリードするのとどっちがいいですか?
学校生活では「仲良し」でもいいですが、卒業してしまえば美容師同士のライバルになります。
同じお店に就職しなくても、カリキュラムの進歩状況や優遇面で比較対象になるのが同級生だと思います。
そうなった時に、悔しい気持ちをせずに済むし、余裕を醸し出せる状態を作ってくれるのが「バイト経験の有無」なんです。
学生生活の2年間で驚くほどの差が生まれるので、その期間を有効的に使いましょう!
2年生で行われる「実習」や「就職活動」にも大きく関わってくることなので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
美容院でのバイト経験があると周りと大きく差をつけれる
美容師を目指しているにも関わらず、美容院でバイトをしている生徒って意外と少ないです。学校の規模にもよりますが、1学年全体で見てもかなり希少な存在です。
それは、美容院でバイトをするメリットを詳しく知らないからではないですか?
2年生になると先を見据えた生徒が美容院でバイトを始め出しますが、それでも大半の生徒は一般的なバイトしかしていません。
技術だけではなく、「美容院特有の接客」をマスターするだけでも大きなアドバンテージとなるので、早く一人前の美容師になりたければ早く行動をした方が有利になります。
技術力で自分のポジションが決まる!
年功序列の考えは全くなく、仕事が出来る人間が上です。
ですから、自分の頑張り次第で先輩からポジションを奪うことも出来ます。それと同時に油断するとあっという間に後輩に抜かれてしまう事を意味しますので、油断は禁物です。
ポジションは大きく5つに分かれます
(これは僕の主観であり、お店によって制度が違います)
入客できるスキルがない状態(全員がここからスタートです)
施述に入れるスキルを身につけていないので、掃除や準備、お客さんの誘導、ドリンクの配膳などがメインの仕事です。
まずは、1人のお客さんが来店されてから退店するまでの流れを覚えましょう。
カット・カラー・パーマなど、どんなメニューをするかで準備するものは違います。
見習いの段階では、お客さんと接する時間はほとんどなく、接客の要素は少ないですが、挨拶などの「声かけ」をしっかりとしておくと、お客さんに顔と名前を覚えてもらいやすくなるので、今後がスムーズになります。
見習いの仕事内容プラス「シャンプー」がメインの仕事になります。
施述で入客するには、最低限あるシャンプーの技術を身につける必要があります。
つまり、美容師が1番最初に覚える技術はシャンプーです。
学校でもシャンプーの実技授業はありますが、内容としては「体験レベル」なので、実践で料金を頂ける技術を身につけるには「プロレベル」でなくてはいけません。
そのほかにも、いわゆる「ヘルプ」と言われる。スタイリストの補助が役目です。
アシスタントになると、お客さんと会話する機会も増えるので積極的に話す事で「会話慣れ」していきましょう!ここで自分のキャラを確立できる事ができれば、かなりお客さんに可愛がってもらえます。
「人形の頭」でどれだけ上手にできても「人間の頭」とは違います。
僕自身、内向的であったにも関わらず独立できるくらいまで成長したのは「お客さんのおかげ」です。
1人でも多くのお客さんに気に入られる事が、のちの活躍に繋がります。
ピラミッドで例えると、三分割した真ん中のポジションです。
上のポジションであるスタイリストの指示のもとカラーなどの施述をメインだって行います。
後輩アシスタントに指示を出したり、お店全体の流れを把握し、スタイリストにも次の行動を促します。
スタイリストは目の前のお客の事だけに集中する必要があるので、お店全体の流れを把握してはいるものも実際に流れを作っているのはメインアシスタントであり、判断力と責任が求められらます。
通常の営業業務のほかに、商品や在庫の管理係や後輩アシスタントの教育担当も任されるタイミングでもあり、お店の中でも1番忙しいポジションになりますね!
当たり前ですが、自分の課題を練習しなければならないので時間管理をしっかりする必要があり、どこかにミスがあるとめちゃくちゃ怒られます。
ジュニアスタイリストを目前としたポジションなので、それだけ期待をされているのと、責任感を持たせる。という意味合いもあり、その分負担も大きくなります。
美容学生の間にこのポジションまでくれば、非常に素晴らしいと思います。
実際、この段階でのレッスン内容は「カット」ですので、学校を卒業後わりとすぐにスタイリストデビューが可能になります。
僕の場合は、卒業前にこのポジションにつく事が出来たため20歳でデビューすることができました。
しかし、これはお店のカリキュラムによるので、そのカリキュラムによってはどんなに必死にやってもここまでこれない場合もあります。(カリキュラムの内容はお店独自で決められています)。
かといって、僕が勤めていた美容院のカリキュラムが甘かったわけでないことを保身の為に言わせていただきます。
都会の場合は、地方よりも確実に厳しいので、こういった理想的な段取りはまず不可能だと思います。
スタイリストとしてお店の試験に合格し、スタイリストデビューしたての頃。
お店で設けられている基準を満たせば、スタイリストに昇格します。
技術者としては最終地点ですね。
スタイリストの先は、トップスタイリスト・ディレクタースタイリストなどもありますが、それこそそのお店独自の基準になります。
最後に
美容学校に在学中にどれだけ努力をするかで、その後の美容師人生を左右します。
その努力は必ず報われるので2年間のうちに出来るだけアドバンテージを作りましょう。
美容院でバイトをする決意ができたら、次はお店選びが大切になります。
自分に合った環境を見つけるためには、まずは情報収集をしなければなりません。
そのために「美容学生になったらベンチマークを始めよう!」を参考に行動してみて下さい。
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