美容学生になったらベンチマークを始めよう!

カメラを構えた綺麗な女性美容学生
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美容専門学校に入学したら、学校が休みの日にはベンチマークに出かけましょう。

ベンチマークってなんだよ!って話ですよね。

ベンチマークとは、業界によって意味が変わったりするのですが、いわば市場調査です。

 

「昼間課程」で入学していれば2年後には卒業です。卒業前には就職活動をしなければならないのですが、なんの情報もなく就活をするはめになります。

就職先を選ぶ時に、給与や休日などの待遇面だけで美容院を選びたくはないですよね?

 

どういった想いを持ったお店なのか?どんな技術を得意としているのか?お店の雰囲気やスタッルに関しても、実際にお店に足を運ばないとわかりません。

 

いろんなお店を見て、就職の際の「基準」を作る方法がベンチマークです。これをしておく事で、離職率も大幅に減ると思うので、間違ったお店選びをしない為にもオススメです。

 

「通信課程」の場合だと、先に就職している場合がほとんどなので、通信課程での入学を考えている人は入学よりも就職が先です。

 

周りの友達がどんどん就職先が決まっていく中で自分だけなかなか決まらないなんてことになってしまうと、焦ってとんでもない美容院を選んでしまう可能性があります。

 

2年という期間は、結構あっという間に終わってしまうので、早め早めの行動が気持ちにゆとりを作ってくれます。早い人だと、1年生のうちに就職先の内定をもらう生徒もいるくらいです。

 

ですから、実際に僕が行っていた方法やチェックするポイントなどを紹介していきます。

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美容学生になったらベンチマークを始めよう!

 

レトロな双眼鏡

ベンチマークとカッコ良く言っても、実際にやることは地味なものです。

 

クーポン紙やネット、街中などで気になる美容院を探し、お客さんとして来店することでそのお店の雰囲気やスタッフ、サービス内容などを知ることでお店の長所や短所、サービスの良し悪しがわかります。

 

人生で1度も美容院へ行ったことがない!という人はかなり少数派だとは思いますが、美容学生になってからとその前とでは、目線がかなり変わります。

 

今まで何気なく見ていた光景でも「どんなことをしているのか?」「あれは何をしているのか?」「なぜこれをしているのか?」など疑問がたくさん湧いてくるはずです。

 

そして、自分がされて嬉しいサービス・嫌なサービスなどの体験が貴重な財産になってきます。

 

これは実際にお店に訪れないとわからないことなので、求人情報を眺めているだけでは、一生良いお店とは出会えません。

 

お客さんという立場でお店へ行くけれど、そのお店を調査するのが目的です。

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どのくらいのペースでベンチマークをすれば良いのか

ベンチマークの為のカレンダー

これは多く行くにこしたことはないですが、お金もかかることなので予算を決めて行わないと続けるのが難しくなります。

 

仮に就職活動が始まるギリギリまでの1年半をベンチマークに当てるとしても、月1回だと18件のお店を見ることができます。月1回でもたったの18件しか行けないんです。

 

ちなみに全国の美容院の数は24万数千件あります。これって全国のコンビニの4倍以上。全国の信号機の数(約21万機)よりも多いのが実情です。

 

その中から就職先を1つに絞るわけですから、少しでも情報が多い方がいいですよね!
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ベンチマークって具体的になにをするの?

木に書かれたクエスチョンマーク

基本的には、普通にお客さんとして予約をして、カットなどの施述をして貰えばいいです。

 

担当の美容師が決まっていて、他の美容師にカットされるのは嫌だ。という場合は、無理にカットをする必要はなく、一番安いメニューだけでも全然OKです。シャンプーブローなどが一番安い料金設定になっていると思います。こういったメニューの料金を調べるのも立派なベンチマークです。

 

ある程度、知識がついてきたり、目が肥えてきたら、そのお店の技術レベルを判断出来るようになるのですが、そうなるまでにも経験が必要です。

 

最初はお店やスタッフの雰囲気が好きかどうか?とか、そのお店に来ている他のお客さんの様子を見みる。といったことから始めてみるといいと思います。

 

雰囲気やお客さんの層ってかなり個性がでる部分なので、自分に合っているか?好きかどうか?は十分に判断できると思います。

 

お客さんとして来店するのですから、当然お店の接客も受けられるため、技術面だけではなく、より多くの情報を得られるようによく観察してくださいね。

ベンチマークを無料でする裏技

ベンチマークでたくさんのお店をみたいけど、そうすると「お金が続かない。」という問題も出てきますよね?

そこで、裏技をご紹介!ベンチマークを無料で行う方法として、「見学」という手段があります。

 

この場合は、お客さんではないので施述を受けれないですが、お店の雰囲気や技術をじっくりと見ることができます。

 

「見学」ならではのメリットして「スタッフやオーナーさんとしっかり話を出来る」というものがあります。

 

美容学生という事をオープンにして見学させてもらうので、お店側は人材として見てくれます。

 

美容業界は常に人手不足なので、どの美容院も人材の確保に必死ですから快く受け入れてくれるはずです。お客さんの立場とはまた違った話を聞けるので「見学」も結構オススメです。

 

見学の場合も事前にお店に連絡し、「美容学生であること・見学を希望していること」をしっかり伝えておきましょう。お店側の都合は必ずあるので「日時を調整してから」がマナーです。

 

通常「サロン見学」とは、「そのお店を就職先の候補にあげている。またはその意志がある。」という意味合いでお願いするものなので、お店側としてもしっかりとした対応をしてくれます。

 

これは、就職だけでなくバイト先として考える場合でも有効です。

 

学生のうちから美容院でバイトをすることで、その後の美容師人生は大きく変わります。

 

詳しくは、こちらの記事を読んでみて下さい!

「美容院でのバイト経験があると周りと大きく差をつけれる」

 

 

サロン見学を冷やかしで行う人はいないと思いますが、それなりの誠意はキチンと表すべきですね。
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最後に

ベンチマークでの経験・体験は一生の財産になっていきます。

 

僕は学生の時だけではなく、就職してからもずっと行ってきました。美容院をベンチマークするのが習慣になっていたくらいです。

独立後はほとんど行かなくなってしまったのですが、たまに行かなければならいな。と思いながらこの記事を書いてます。

 

良いと感じた事はすぐに取り入れ、不快に感じた事や気になった事は気をつけて同じ事をしないようにする。

 

技術面でも、そのお店特有のものがあったりするので「目で盗む」こともできます。

 

つまり、ベンチマークとは勉強の一環です。始めるのに遅い事はないし、したくなければしなくてもいい。

しかし、した方が良いとは誰しもが思っていると思います。

 

小さな体験の積み重ねが美容師人生に大きな影響を与えてくれるので、慣れてくるとかなり面白いし、楽しくてやめられない。という風になってきますよ!

 

就職先を決める際にも大いに役立つので、ぜひベンチマークを初めてみてください。

 

美容師の就活、転職に関しては「7回の転職を経験したからわかる!「美容師の就職」はとっても簡単」でポイントを押さえてあります。

コメント

  1. 石本比佐子 より:

    美容学校に通っている息子がいます。
    が、あまり登校していません。
    実技は好きだけども学課が苦手。
    実技と学課の関係性を知った方がいいのではと思って。

    • ゆーすけゆーすけ より:

      コメントありがとうございます。
      息子さんがあまり登校されていないのは、親御さんとしても心配になりますよね…。

      美容学生の学科については、ほとんどが「暗記」だと僕は思います。
      苦手を克服する必要はあまりなく、ポイントだけ暗記をしてしまえば合格できます。
      学科を好きにならなくても、ひたすら過去問を解いていれば、それが勉強になります。
      当ブログにも度々書いていますが、美容師国家試験に教科書を使用しての勉強は不要です。

      「実技と学科の関係性を知った方がいいのではと思って」
      これに関しては、問いかけられているのか、独り言のようなものなのか・・・。
      理解力、共感力が足りず申し訳ありません。

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