美容院のオーダーって「自分の理想のイメージ」をどんな言葉で伝えたらいいのか難しいですよね。
美容師として僕は、しっかりとイメージを共有してから施術を始めたいので「イメージが固まるまでは、カウンセリングを終わらせない」という自分ルールがあります。
しかし、イメージが曖昧なまま施術をスタートさせてしまう美容師も存在している事実もある。
それをやってしまうと「失敗」のリスク回避ができないのですが、時間に追われている美容師は「時間内に終わらせること」を最優先させます。
僕も独立する前は、時間に追われる仕事をしていたので、気持ちも分かるのですが、お客さんの立場からすると「それってどうなの?」と不信感につながりますよね。
だからこそ、美容院で失敗しないためにもオーダーの仕方はかなり重要なポイントです。
- 美容院でどんなオーダーの仕方をすればいいのか分からない
- いつも自分のイメージと違う仕上がりになってしまう
- 頭の中で考えていることを上手に言葉にできない
- カウンセリングが下手な美容師に当たった時に不安
- もっと上手な伝え方があれば知りたい
こういった、美容院でのオーダーの仕方について、2つの視点から失敗しない上手な伝え方を解説します。
美容院で失敗しないオーダーの仕方は2パターン
美容院でのオーダがーが苦手な人の多くは「思っていることを上手に言葉にできない」という共通点があります。
頭の中のイメージを言葉にするって、かなり難しいですよね。
イメージを上手に言葉で表現して、具現化していくのが美容師の仕事でもあるんですが、苦手な美容師も当然います。
イメージがうまく伝わっているのか不安な状態のまま施術に入られると、どんな仕上がりになるのか気が気じゃないですよね。
これは、僕がお客さんとのカウンセリングで必ず使うテンプレ的なカウンセリングの手法です。
美容院での上手な伝え方👍
✅髪型がしっかり決まってる場合
細かいポイントを掘り下げてイメージを伝えていく😆✅全く決まっていない場合
嫌いな髪型、嫌いな雰囲気をひたすら伝えていく😏カウンセリングが下手な美容師に当たった場合でもこの方法だと失敗されない😇
そして美容師に感心される笑
— ゆーすけ@髪の救世主 (@yu_suke_blog) June 22, 2019
✅髪型がしっかり決まってる場合
細かいポイントを掘り下げてイメージを伝えていく😆
✅全く決まっていない場合
嫌いな髪型、嫌いな雰囲気をひたすら伝えていく😏
カウンセリングが下手な美容師に当たった場合でもこの方法だと失敗されない😇
そして美容師に感心される笑
この2パターンのどちらかで伝えれば、かなりスムーズにカウンセリングが進みます。
なぜなら、この伝え方は「本来は美容師が主導して話す内容」だから・・・。
イメージゼロの状態からでも、短時間でイメージを作ることができ、同時に共有もバッチリできます!
それでは、もう少し掘り下げていきます。
髪型がしっかり決まっている場合
細かいポイントやニュアンスを掘り下げていく!
髪型のイメージがしっかり決まっている場合は、「オーダーで困ることはないかな」と思うんですが、美容師側のカウンセリング能力が低かった場合は、不安を覚えるはずです。
イメージがしっかり決まっているということは「髪型としての大枠」が決まっているということ。
こだわりを前面に押し出せば、上手くいきます。
全く決まっていない場合
したい髪型が特になく、全く決まっていない場合は「とにかく、嫌いな髪型を伝える」のが得策です。
この時、具体的な髪型じゃなくても大丈夫。
- 重たいのは嫌
- 軽いのは嫌
- くびれができる髪型は嫌
- 顔はあまり出したくない
こんな感じで、思いつく限りの「嫌い」を伝えていきましょう。
「嫌い」を伝える事で、その髪型は「避ける」ので、失敗を感じさせる要素を取り除く事ができます。
とはいえ、どれだけ「嫌い」を伝えていっても、髪型を作る上での「決め手」に欠けます。
最低限のラインである「変化、長さ、イメージ」の3つは、あなたが決めなくてはなりません。
自分でもどうしたらいいのかわからない・・・。という場合は「髪型が決まらない時は美容院に行く前に3ステップで考える!」を参考にチャート式で2択から選べば、簡単に決めることができますよ!
上級者向けのオーダー方法
上記の基本を伝えられるようになったら、次にチャレンジして欲しいのが以下の3つ。
基本と組み合わせる事で「理想の髪型」を手に入れる事ができます。
悩みを伝える
美容院に行く理由の1つとして「髪の悩み」があるはずです。
- ボリューム
- まとまり
- ハネ
- くせ
- 色
こういった「今、悩んでいる事」もしくは「いつも、解決しない悩み」を伝えてみましょう。
美容師は、似合わせやライフスタイルに合わせた提案もしますが、悩みに対してのアドバイスもできます。
- 髪型の構成で解決できる場合
- 普段のお手入れに原因がある場合
などを分析して、解決方法を提案してもらえます。
言い方がキツくなりますが、「素人考え」と「プロの考え」は違います。
あなたが想像しているよりも、簡単な解決方法を聞ける可能性も大いにあるので、「専門家の意見を1度聞いてみる」という点でも、悩みを伝えるのは有効です。
別の記事で書いているものがあるので、当てはまるものがあれば、参考にどうぞ。
これからどうしていくか
今の髪型だけでなく、今後どうしていきたいか?というのがあれば、伝えておきましょう。
今後のイメージがあるのであれば、そこへ向かって髪型を作っていく必要があります。
極端な話、髪を胸くらいまで伸ばしていきたいのに、ハネるからとバッサリ切られてしまっては今後も何もありません。
でないと、いつまでたっても「今後」に近づかないですからね。
お手入れ方法
自宅でのお手入れ方法を伝える事も大切です。
自宅でのお手入れ方法によって、細かい調整をしたり、再現性のない髪型を却下したりができます。
「お手入れ」といっても、特別すごい事は全く必要ありません。
- 髪をくしでとかす
- ブローをする
- アイロンを使う
- コテで巻く
- カーラーで巻く
- 朝、髪を濡らす
- 髪を結ぶ事が多い
- スタイリング剤を使うかどうか
全て、立派な「お手入れ」です。
普段、どんな感じに髪を扱っているかを知ることで、自宅で再現性の高い髪型を提案する事ができます。
「どこが」気に入ったのか
したい髪型の画像を持って行った場合、「なぜ、その髪型を選んだのか?」というのが非常に大きなポイントになります。
画像に写る髪型の「どこ」が気に入った!という選んだ理由が必ずあるはずです。
- ここが可愛い
- この感じが好き
というように画像を一緒に見ながら、気に入ったポイントを言えば、言葉では伝えにくいニュアンスを視覚的に伝える事ができます。
美容院でのオーダーが苦手な人は「紙に書く」
「そもそも話すのが苦手」だからオーダーに困る。という人もいます。
そんな場合は、美容院へ行く前に「前もって紙に書く」のがおすすめです。
文章というより、箇条書きの方が読みやすいし、書くのも楽かと思います。
紙に書いて行くのって「気合が入ってる」みたいで、逆に恥ずかしい。
と思う人は、一言添えれば解決です。
- 言葉で伝えるのが下手だから
- いつも上手く言えなくて
- いつも決めるのに時間がかかってしまうから
こんな感じで、理由をつけて紙を渡せば「恥ずかしくない」と、僕は思うんですがどうでしょう?
僕としては、お客さんがこんな風にオーダーを紙に書いてきてくれたら感動します。
言葉よりも文字にした方が簡潔に伝えられる事もあると思います。
それに、あーだこーだと行ったり来たりの話をするより、「考えて来てくれている」というのは非常に助かるという本音もあります。
恥ずかしがる必要は全くないので、話すのが苦手な人は「紙に書く」を試してみてはいかがでしょう?
くせ毛でお悩み方は要チェック↓
以上、美容院のオーダーは2パターンのどちらかで上手くいく!でした。
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