ドライアイの症状を感じているけれど、マツエクをつけたい!という方は、非常に多いです。
というのも、アイリストをしていると「ドライアイだけど、マツエクは可能ですか?」といった質問をされる事が多々あるからです。
よくよく考えると「一日中、画面を見ている」という事はありませんか?
パソコンやスマホ、タブレットなどの使用が欠かせない現代において、ドライアイに悩む人は増加傾向にあると言えます。
仕事ではパソコンが必須、プライベートでは動画配信を見たり、ゲームをしたりで、気づけば目を酷使させてしまっている…。
これが悪いわけではなく、こういった生活は仕方のない事だとも言えます。
それが現代であり、これから先は技術の進歩と共に今以上に目を酷使させる生活が待っているかもしれません。
しかし、「目の酷使」と「美の追求」は全く違う話です。
- 綺麗で可愛くなるためにマツエクは欠かせない
- 理想の目元になるためにマツエクが必要
と感じているあなたにとっては、マツエクは必要です。
とはいえ、「ドライアイにマツエクをしても大丈夫なのか?」「症状は酷くならないのか?」といった不安もありますよね。
そこで当記事では、
- ドライアイにマツエクをする際の注意点
- 必須の対策法
- ホームケアのポイント
を紹介します。
ドライアイの方でも安心してマツエクを楽しんでもらうために最低限必要な知識をお届けします。
ドライアイにマツエクをする時の注意点
まずは、ドライアイにマツエクをする時には、以下のようなリスクがあることを覚えておきましょう。
- グルーによる揮発成分の刺激を受けやすい
- グルーの劣化が早まる場合がある
- マツエクが取れやすくなる可能性がある
- ドライアイが進行することがある
ここだけを見ると、不安が高まってしまいますが、後ほど対策もしっかり解説しますのでご安心ください。
注意点をよく理解して事が重要になってくるので、先にそれぞれについて詳しく解説します。
グルーによる揮発成分の刺激を受けやすい
本来、目の表面は、涙という防御膜で覆われています。
しかし、ドライアイの場合、その防御膜が完全ではなく、乾燥しやすい状態になっている。
そのため、マツエクをつけるのに必要なグルーが「目にしみる」という事になってしまいます。
これは、グルーが乾く際に発生する揮発成分が直接目に触れやすくなってしまうからです。
揮発成分が目に触れると目に強い刺激となり、目にしみて、目を守るために涙が出る。
といった原理になります。
グルーの劣化が早まる場合がある
揮発成分が目に触れ、目に強い刺激が加わると必ず涙が出てきます。
涙という水気の影響を受けて、グルーが劣化してしまう場合があるんです。
マツエク装着直後は湿気がない方が接着が強くなります。
マツエクが取れやすくなる可能性が
ドライアイ症状のひとつとして「目のかゆみを覚える」があります。
これは、ドライアイだけの問題ではなく、グルーは摩擦に弱いという性質があります。
ドライアイが進行することがある
マツエクをつけたことによって、まぶたが閉じにくくなってしまうことがあります。
マツエクの長さ、太さ、デザインを工夫し、しっかりとまぶたが閉じるようにすることが大切にです。
ここまでは、不安を煽る内容になりましたが、次は安心材料です!
ドライアイの方がマツエクをする際の必須対策
ドライアイの方がマツエクをするのが絶対にNGというわけではありません。
事前にしっかりと対策をしておけば、ドライアイの方でも安心してマツエクを付けることが可能です。
具体的な内容は4つ。
- コンタクトレンズは必ず外す
- 施術前に目薬をする
- マツエクを離れた位置に装着する
- 低刺激のグルーを使用する
です。
上の2つは、「あなた自身ができる対策」、下の2つは「アイリストへの要望としてできる対策」となります。
それぞれの対策を詳しく解説します。
コンタクトレンズは必ず外す
コンタクトレンズを使用している場合は、必ず外してください。
通常、ソフトコンタクトレンズの場合は装着したままでもマツエクの施術は可能です。
しかし、ドライアイの場合は、「ソフト」「ハード」にかかわらず、コンタクトレンズは必ず外しましょう。
これは、マツエクをつける際、目を閉じた状態での施術になるからです。
コンタクトレンズをしたまま長時間目を閉じてしまうと目が乾燥してしまいますよね?
マツエクは長い場合、2時間ほど目を閉じた状態のまま過ごさなければいけません。
少しでもリスクは下げたいので、マツエクを付ける当日はコンタクトではなくメガネを使用しましょう。
施術前に目薬をする
マツエクの施術中はずっと目を閉じた状態になるため、目が乾燥しやすくなります。
なので、施術前に目薬をして乾燥を防ぐ対策が有効です。
目をうるおわせておくことで、グルーの揮発成分による刺激を軽減することにもつながります。
ドライアイ用の目薬を忘れずに持って行き、施術前に目薬をさしましょう。
この2つが「あなた」ができる対策となります。
マツエクを離れた位置に装着する
マツエクは、自まつげの根元から1.5mmほど離した位置に装着するのが一般的です。
しかし、ドライアイの場合はこの位置だと揮発成分による刺激が強くなってしまいます。
そのため、できるだけ自まつ毛から離れた位置に装着して少しでも揮発成分が目に触れないようにしてもらいましょう。
マツエクをつける位置を通常よりもズラすことで、どうしてもモチが多少悪くなってしまいます。
なので、まつ毛美容液を必ず使うことをおすすめします。
気に入ったまつ毛美容液がないという方は、【アイリスト】本気でまつ毛が伸びる!まつ毛美容液のおすすめ3つを比較を参考にしてみて下さい。
低刺激のグルーを使用する
低刺激のグルーを使用してもらいましょう。
低刺激にグルーを使う事で、目への刺激は軽減することができます。
アイリストにドライアイという事を事前にしっかりと伝え、
- マツエクをつける位置
- 低刺激のグルーの使用
をお願いする事も重要な対策となります。
ドライアイにマツエクをした時のホームケアのポイント
ドライアイにマツエクをした場合、自宅でのホームケアが重要になります。
気をつけるポイントは2つ。
- 目薬の使い方に気をつける
- メイクはしっかりと落とす
この2つのポイントを抑えるだけでも、マツエクのモチはとても良くなります。
目薬の使い方に気をつける
ドライアイに手放せないのが目薬ですよね。
しかし、目薬がマツエクの接着部分についてしまうとグルーの劣化が早くなってしまいます。
とはいえ、どう頑張っても目薬がまつ毛につくのを防ぐ事はできません。
なので、目薬を使用する際は清潔なティッシュやタオルを目頭に置いてから目薬をさしましょう。
こうする事で、余計な水分がティッシュやタオルに吸い込まれるので、マツエクに目薬がついてしまう可能性を少なくしてくれます。
特に、マツエクをつけた当日はできるだけ目薬をさすのを控えた方がいいです。
メイクはしっかりと落とす
マツエクがついているとは、マツエクが外れてしまわないように「まつ毛をできるだけ触らない」のが大切になってくるのですが、目の周りを避けすぎるのも危険です。
クレンジングや洗顔が不十分だと、メイクや汚れがまつげの根元に残ってしまいます。
メイク汚れが残っている事で、ドライアイが進行してしまう恐れもあるので、丁寧かつしっかりと洗い落としましょう。
特に、マツエクの上からマスカラをした場合は、マツエクにマスカラをした時の正しい落とし方とおすすめのマスカラTOP3を参考にして、念入りに洗ってくださいね!
ドライアイを自覚していない人は意外と多い
最後に、ドライアイだと自覚していない人が意外と多いという話を。
- 目にゴロゴロ感や痛みを感じる
- 眼が疲れやすい
- ものが霞んで見える
- 光が眩しい
といった症状はドライアイが原因かもしれません。
- パソコン、スマホ、テレビなどの画面を長時間見ている
- 防腐剤など涙の質を低下させる成分を含んだ点眼薬を使用している
- コンタクトレンズを使っている
- 喫煙習慣がある
- 血圧を下げる薬や向精神薬など涙の分泌量を下げる薬を服用している
- 乾燥した環境下にいることが多い
ドライアイになる原因は日常生活と密接に関係しています。
今一度、生活習慣を見直してみましょう。
ドライアイとマツエクに関するまとめ
よほど重度でない限り、ドライアイの方でもマツエクをつける事は可能です。
しかし、マツエクをすることによって「ドライアイが進行するリスクはある」という事はしっかりと覚えておく必要があります。
同時に、
- 自分でできる対策
- アイリストへのお願いによる対策
をしっかりとすれば、問題なくマツエクを楽しめるので安心してください。
マツエクをつけても大丈夫なのか?を一度、医師へ確認してみるのも安心につながりますよね!
いずれにせよ、ドライアイにマツエクをする場合はモチが多少悪くなるので、まつ毛美容液でのケア「まつ育」が非常に大切になります。
マツエクのモチが良くなれば、施術の回数を減らす事ができ、目への負担も少なくなるので、【アイリスト】本気でまつ毛が伸びる!まつ毛美容液のおすすめ3つを比較を参考にまつ毛美容液を必ず使用してください。
以上、ドライアイだけどマツエクしても大丈夫?注意点と対策を知れば安心でした。
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