あなたの髪がべたつくのは過剰なケアが原因です

髪を守る為にハットを深く被る女性髪の悩み
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毎日しっかりシャンプーしてるのに、時間が経つと髪がベタついてくる…。といった悩みを抱えている方が非常に多くいるように感じます。

 

風になびくような、さらっとした髪が理想で、そうなるように一生懸命ケアをしているのに、根元からペタンと潰れてしまうし、毛先までしっとりとした重たい髪になってませんか?

 

僕の店に来てくれるお客さんの中で「この悩み」がある方に共通するのが「過剰なケア」が原因で「髪がベタついてしまっている」という事です。

 

髪がべたつく原因と対策を一緒に見ていきましょう。

 

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髪のべたつきは2種類ある

髪を触って確認する女性

まずは、あなたの髪がべたついてしまう原因を特定してみましょう。

 

べたつく原因は2種類あります。普段を思い出してみたり、実際に鏡を見るみる事で、特定できます。

 

  • 髪全体がべたつく
  • 根元を中心してべたつく

 

この2つのうち、あなたはどちらの状態ですか?見てもわかりにくいという場合は、実際に触ってみるとよくわかります。

 

髪の根元をつまんで、そのまま毛先までスーッと滑らせてみてください。

 

途中で手触りが変わると思います。

「根元がべたつき、毛先はサラッとしているか」「根元から毛先までがべたついているか」を判断してみてください。

ここでの判断で、対策が変わるのでよく確認してくださいね!

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過剰なケアが原因

髪がべたべたな女性

先ほどのチェックで「髪全体がべたつく」タイプだった方は、「過剰なヘアケア」が原因です。

 

僕が実際にお客さんの髪を触って感じる事ですが、この悩みを持つ全体の8割が、このタイプです。

 

髪を綺麗にしたい気持ちとツヤが欲しいという想いから、知らず知らずのうちに「過剰」になってしまっているケースが多いです。

 

それだけ美意識が高いという事なんですが、逆効果になってしまってはもったいないですよね。

 

美容院で毎月のようにサロントリートメントしたり、自宅でのケアで使っているコンディショナー・アウトバストリートメントを一生懸命つけていませんか?

 

サロントリートメント・コンディショナー・アウトバストリートメントは「全て油分」です。

 

油分を何重にも重ねてつけていれば、髪がべたつくのは「当然の結果」だと言えます。

ギラギラなオイル毛

髪のツヤを求める手段である「油分」を過剰につけてしまうと、ツヤではなくギラつきに変わります。

 

「ツヤツヤな髪」ではなく「テカテカ、ギラギラな髪」になってませんか?

 

こうした「過剰なケア」によってギラついた髪を業界では「オイル毛」と呼びます。

 

サロントリートメントをはじめ、コンディショナー・アウトバストリートメント(特に市販のもの)は、かなり強力な吸着性をもっています。

 

毎日シャンプーをしっかりしていても、なかなか落とす事が出来ないほど強力な油分と言えます。

 

しかし、コンディショナー・アウトバストリートメントは毎日のように使いますよね?

 

「毎日つけるけど、洗い流せていない」を日々繰り返していることになるので、必然的に油分が蓄積していきます。

 

例えるならこんな感じです。

  • 顔を洗わずにファンデーションを毎日重ねづけする
  • 飲食店のキッチンの換気扇
  • 油分とホコリのミルフィーユ

少し極端ですが、あなたの髪はこのような状態になってしまっているんです。

 

だから、洗っても洗っても「すぐにべたついてしまう」という事になってしまっています。

 

この蓄積された油分を落とすとには、強力は洗剤が必要なのは、容易に想像できると思いますが、それほどの力をもつシャンプーは世の中にごくわずかしかありません。

 

こうした「オイル毛」はべたつきだけでなく、髪型を造る上でも様々な弊害をもたらすので、一刻も早く「オイル抜き」をする必要があります。

アウトバス・コンディショナーをやめてみる

「オイル毛」というのは、油分が蓄積され「層」になっている状態なので、それ以上「油分を蓄積させない」ことが肝心です。

 

そのためには、コンディショナー・アウトバストリートメントなどの油分をつけることをやめるて「オイル抜き」をするのが効果的です。

 

油分に頼っている人というのは「パサつきが気になる・広がりを抑えたい」という悩みからきているので、「使用をやめたらもっと大変になるのでは?」という疑問を持つと思うのですが、大丈夫です。

 

蓄積されて層になってしまっている油分は、そう簡単に落ちません。

 

また、層になってしまっている事で「パサつく・広がる」といった悩みに繋がっている可能性が非常に大きいです。

 

試しに1週間ほど使用をやめてみてください!少しずつ油分が剥がれていくのですが、まだまだ残っているので、絡まりがひどくなる事はないです。

 

仮に、すごく絡まってしまいお手入れが大変になった。という場合は、また使用を開始すれば、すぐに元の状態に戻ります。

 

まずは、現状と違うケアを試してみる事が大切です!

 

大至急「オイル抜き」をしたい場合は、食器用洗剤を1度使ってみてください。

 

食器用洗剤を髪にたっぷりつけて、しっかりと泡立ることで、早く油分を剥がすことができます。

「シャンプーをする」というよりも「泡を立てる」という「予備洗いのイメージ」で、毛先の方まで泡立てば、すぐに流して、再度シャンプーを使用して「本洗い」を行います。

 

「食器用洗剤を髪に使って大丈夫?」と不安に感じると思いますが、大丈夫です!

 

僕は、お店でも「オイル毛」の人には、食器用洗剤で「泡立て」を行うことがありますが、過去に絡まりが酷くなったという失敗は1度も経験がありません

 

換気扇のしつこい油汚れを落とすときを思い出してみてください。1度では汚れを落としきることができないですよね?

 

「オイル毛」はあれと同じことが髪で起きているということなので、1度で全てを落としきるのは不可能です。

 

あとで詳しく説明しますが、シャンプーも食器用洗剤も「界面活性剤」という洗剤です。

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皮脂が原因

頭が痒そうな女性

「根元を中心としてべたつく」だった場合は、皮脂の過剰な分泌が考えられます。

この場合、シャンプーの回数を増やして、皮脂を落としたくなりますが、それをすると逆効果になってしまいます。

 

洗いすぎが原因で皮脂が過剰に分泌されている状態なので、シャンプーの回数を減らすことで対応します。

 

人の体というのは、環境などに適応できるようになっているので、人工的に油分を落とせば落とすほど、「油分が足りない」と体が勘違いして、どんどん分泌してしまいます。

 

逆に「油分がしっかりとある」という状態が続けば「油分は足りているから、これ以上分泌させる必要がない」という具合に体が適応してくれます。

 

顔の脂を「あぶらとり紙」で取れば取るほど、皮脂が出てくるのと同じ原理です。

 

シャンプーは1日1回でとどめ、それでも気になる場合は、「シャワーですすぐだけ」という風にしてみてください。

 

この場合も、1週間ほど試してみれば、効果が徐々に現れてきます。

食生活の見直し

洗いすぎでない場合は、食生活によるものが考えられます。

油ものを多く摂取していれば、当然、皮脂の分泌が多くなります。

揚げ物などを少し控えるようにすれば、おのずと正常な分泌になってきます。

といっても、油分を完全にカットしてしまうと、肌の乾燥など他の問題が生じてくるので、「少し控える」という感覚で大丈夫です。

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シャンプーを変える前に「洗い方」を見直す

頭を触る女性

「オイル毛」の場合でも「皮脂の分泌」の場合でも同じなんですが、「髪や頭皮の状態の改善」を考えたときに、まっ先に思いつくのが、「シャンプーと変えてみる」ということだと思います。

 

しかし、モノを変える前に、まず先にすべきなのが使い方です。

使い方が正しくなければ、どれだけモノを変えてもあまり効果がありません。

 

シャンプーでしっかりと泡立てて、頭皮をしっかりと洗い、毛先の方は泡でもみ洗いをしてください。

 

洗顔の時のように、モチっとした固い泡を作るのがポイントです。流れ落ちていくようなしゃばい泡ではダメです。

 

お客さんの中にも、しっかりと洗えていない人はすごく多いです。

 

自分ではしっかり洗っているつもりでも、話を聞いているだけでも「洗えていない」と判断できるような人がたくさんいるので、一度しっかりと「洗い方」を見直してみてください。

シャンプーを変える

洗い方を見直しても改善されない場合で、やっとシャンプーというモノを変える段階です。

 

頭皮のベタつきであっても、髪の毛のベタつきであっても「炭酸シャンプー」を使えば、1週間ほどで気にならない程度に収まってきます。

 

汚れを落とすだけでなく、頭皮環境を改善し、抜け毛の予防もしてくれるので、割と秀逸なシャンプーです。

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シャンプーは洗剤

洗剤で遊ぶ子供

テレビCMなどでよく見かける「シャンプーだけでもこの指通り」と言ったようなフレーズに疑問を持ったことがありますか?

 

お客さんの声でも、「シャンプーをすすいだ時に指通りが良い」というのが、シャンプー(商品)の「良し悪しの決め手」としている人が多くいます。

 

しかし、シャンプーとは洗剤であり、皮脂などの油汚れを落とすためにするものです。

 

なぜ、シャンプーをした後に指の通りが良くなるのか?

油分を落としているのも関わらず、髪がきしまないのはなぜか?

本来ならば「髪はきしむべきであり、指通りが悪くなる」というのが、汚れをしっかりと落とせていると言えるのではないでしょうか?

 

こうならないのは、シャンプー剤自体に油分が豊富に入っているからです。

 

油汚れを落とす界面活性剤に、油分がふんだんに入っているのは、少し変ではありませんか?

 

これは、食器を洗う時「スポンジに洗剤とサラダ油をつけて」お皿を洗っているのと同じです。

お皿は、キュキュッとなった方がいいのに、髪はツルツルスベスベの洗い上がりが良い。というのには、違和感を感じます。

シャンプーをして「きしんだ髪」に、コンディショナーをつけて「指通り良く、なめらかにする」というのが本質です。

 

しかし、現状ではシャンプーでも油分を補い、コンディショナーでも油分を補い、さらにアウトバストリートメントによって油分を補うのが「ちゃんとしたヘアケア」と認識されています。

 

こうやって見てみると、「油分による過剰なケア」を理解してもらえることと思います。

 

さらに、油分がふんだんに配合されているシャンプーでも、しっかりと泡立ちますよね?

 

洗剤では、泡立ちが1つの目安になっていることはご存知かと思いますが(洗顔、ボティーソープなどと同様)、シャンプーには「起泡剤」という泡立ちやすくする成分もかなり入っています。

 

界面活性剤は、汚れが酷いほど泡立ちにくいものなのですが、この「起泡剤」が入っているために、よほどでない限り泡立ちます。

 

ということは、「泡立ちのサイン」が当てにならないということです。

 

もちろんこれは、あなたにはどうする事もできないことなのですが、「指通りの良いシャンプー」が「優れたシャンプー」という認識を変えることで、シャンプー選びの基準が変わります。

 

今お使いのモノを改めて見直してみてください。

成分にこだわっても意味がない

シャンプーを選ぶ際に、配合されている成分で、これは「いい成分」とか「悪い成分」と書いてあるサイトがありますが、こういった成分で判断するのは間違っています

 

代表的なのが「界面活性剤」です。

・アミノ酸系は、洗浄力が弱く、優しいから肌に良い

・石油系は、洗浄力が強く、刺激が強いから悪い

こういった知識を持っている方やサイトをよく見かけますが、僕は間違っていると思っています。

 

洗浄力は弱すぎてもダメ、強すぎてもダメです。

 

アミノ酸系でも石油系であっても、メリット・デメリットの両方を持っています。

 

そして、界面活性剤である以上、肌に良いものは一切なく、刺激のないものもありません。

ここで1つクイズです!答えを考えてみてください。

・100ml中に50mlの「アミノ酸系」界面活性剤が含まれたシャンプー

・100ml中に10mlの「石油系」界面活性剤が含まれたシャンプー

この2つのシャンプーのうち、どちらが髪や肌に優しく、刺激が少ないシャンプーでしょう?

・洗浄力が弱く、肌に優しいとされている成分だけど、たくさん入っている。・洗浄力が強く、刺激も強いとされている成分だけど、少量しか入っていない。

どうでしょうか?答えは出ましたか?

 

僕の答えは「比較しようがない」です。少しひっかけ問題になってしまいましたね。

これが、「成分にこだわっても意味がない」という事です。

 

商品としては、一定の洗浄力を求めなければなりません。

・洗浄力が弱いものであれば、たくさん入れなければ一定まで届かない。

・洗浄力が強いものであれば、少量で一定まで届く。

 

成分名だけを見ても、含有量を一般人が知る事はできないのです。各メーカーでしか持っていない情報であり、社外機密である事は間違いありません。

 

細かい成分よりも、配合バランスの方がよほど大切な事ではないでしょうか?

香りで選ぶのは間違っている

シャンプー選びの際に「香り」というのも、大きな決め手になると思います。

しかし、先に述べた通り、シャンプーの目的は「汚れを落とす事」であって「香りをつける事」ではありません

 

女性にとって「香り」とは重要なポイントになるのは変わりますが、「良い匂い」を求めるのであれば、ヘアコロンという物もありますし香水をつけてもいいのではないでしょうか?

こういった商品は、そもそも「香り」をつけるものですし目的と使い方が一致しています。
香水を髪につけたからといって、髪が傷む原因にはならないです。

 

ヘアコロン・ヘアミスト・スタイリング剤・香水には香りの種類が豊富にありますし、こういったもので「香り」を楽しんむ方が髪にも良いと言う事は間違いありません。

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最後に

情報が多かったので、簡単に整理しておきますね!

髪のどこがべたついているのか、細かくチェックしてみてください

  • べたつく場所によって、対策は変わります
  • 全体がべたついていれば「オイル毛」。根元が中心的なら「皮脂」
  • コンディショナー、アウトバストリートメントの使用をやめてみましょう
  • シャンプーのしすぎではありませんか?1日1回で十分洗えています
  • シャンプーを変える前に「洗い方」を見直してみましょう
  • シャンプーは成分や香りで選ぶものではありません
ベタつきの多くは過剰なヘアケアが大きな理由です。
その代表が「美容院でのトリートメントメニュー」。
トリートメントと聞くと、髪に必要で「良いイメージ」があるかもしれませんが、実情は違います。
美容院で行われているトリートメントは、とっても闇が深いので、あなた自身が知識をつける必要があります。

 

以上、あなたの髪がべたつくのは過剰なケアが原因ですでした。

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