トリートメントで髪の傷みは治らない!やればやるほど逆効果

トリートメントによって髪が傷んでしまった女性髪の悩み
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髪のダメージやパサつき、ごわつき、広がりなど髪に関する悩みのほとんどが「トリートメントをすれば解決する」と思っている人は多いのではないでしょうか?

 

一般的に、「美容院でトリートメントをすれば髪の傷みが治る!」と思っている人が多いと思いますが、それは間違いです。

 

美容院で行うトリートメントは「髪の傷みを治す」どころか、逆に「髪を傷ませる」行為なのです。

 

美容院で一度は聞いたことがあるであろう「トリートメントで髪が治る」説明は、冷静に考えれば矛盾だらけです。

 

「トリートメントは髪に良いもの」という先入観があるため、ほとんどの人はその矛盾に気づかないんですよね。

 

このことに疑問を感じていない美容師もいるので、あなたが正しい知識を持つことが大切です。

 

世間の常識とは異なるこの考えですが、なぜ「トリートメントが髪を痛ませてしまうのか?」を順をおって解説していくので、ぜひ最後まで読んでみてください!

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トリートメントが良いとされていた理由

理由を探す女性

 

美容院でトリートメントをすると、髪がサラサラになるしツヤツヤにもなりますよね?

 

この「手触り」と「見た目」の変化によって「髪の傷みが治った!」と勘違いをしてしまうんですよ。

 

美容院で行うトリートメントは、栄養分が髪の内部にまで浸透し、損傷した髪を補強出来るものと一昔前は考えられていました。

 

そう考えられていた原理が次の3大要素です。

トリートメントの3大要素

  • タンパク質や架橋剤で内部の穴埋め

髪は主にタンパク質で出来ています。髪のダメージと言うのは、タンパク質が傷つけれたり、流出したりしてしまうことです。

 

そこで、タンパク質を補ってあげれば、髪の傷みは治るんじゃないの?という発想です。

 

  • 細胞間脂質(CMC)で脂質を補う

細胞間脂質とは、細胞同士をしっかりとくっつけるセメントの役割をしてくれるものです。

 

タンパク質と同時に、この細胞間脂質を補うことで、より強固なり、しっかりとした内部補強ができると考えられています。

 

  • コーティング(皮膜)で表面を覆う

 

髪の内部に浸透させた栄養分(主にタンパク質)が流出してしまわないように、髪をコーティングすることで、栄養分が内部に留まらせることができる!という発想ですね。

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トリートメント神話は崩れ去った

トリートメント神話が崩れた瞬間

 

このような原理から、「髪の傷みは治せる」と考えられていましたが、髪の毛のなかに浸透するほどの小さな物質(低分子)ということは、ちょっと洗っただけで いとも簡単に流れ出てしまうと言うことです。

 

流出しないようにコーティングまでしているわけですが、コーティング力にも限界があります。

 

そもそも、コーティングしなければ、すぐに流出してしまうということは、栄養分が髪の内部で定着していないということです。

 

例えるなら、水と油を必死に混ぜているようなものです。

 

どれだけ一生懸命にかき混ぜても、混ざり合うことはないですよね?

 

理屈的に無理なことを美容師は自信をもって「出来る!」と説明しているわけです。

 

そして、「トリートメントは髪に良い」という先入観が、それを手助けしているんですよね。

 

そもそも「髪の傷みを治せる」というのは、今の科学では無理なんです。

 

髪の傷みを治せる成分や技術がないにも関わらず、「治せる」と言っているので、美容業界の闇は深いですよね・・・。

 

テレビCMや雑誌の広告などでもよく見かける「トリートメント神話」は、大嘘なのでそろそろ規制すべきだと思うのですが・・・。

髪は死滅細胞でできている

髪は死滅細胞なので、何をしたって蘇る事はありえません。

 

これは「爪」も同じなのですが、髪や爪は「切っても血も出ないし、痛くもない」ですよね。

 

血管や神経が通ってないので当たり前です。

 

つまり、「髪は生きてはいない細胞で構築されている細胞」なんです。

 

だから、トリートメントでどんなに素晴らしい栄養を内部に浸透させようが、ダメージは修復しないんです。

 

栄養を入れても髪に加点される事はなく、減点式で傷んでいく一方通行しかありません。

 

そして、髪の内部に栄養を入れても「髪は消化、吸収、結合をしない」死滅細胞なので、これらをできるはずがないんです。

 

そもそも髪の毛の栄養成分など存在しないんです。

 

ただ、髪と似たような物質(類似成分)が髪の中まで浸透させているだけという事です。

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髪のコーティング(皮膜)による弊害

髪をコーティングしたことによる弊害

 

美容院で行うトリートメントで最後に必ず行うのが、髪をコーティングすることです。

 

「皮膜を作る」といもいうのですが、これをしないと「髪の内部に入れた成分がすぐに全て流出してしまう」んですよ。

 

この流出を防ぐために、コーティングするのですが・・・気づきませんか?この変な理屈の説明・・・。

 

言葉を変えると「臭いものには蓋をする」という事です。

 

これが、タンパク質や細胞間脂質などのトリートメント成分をどれだけ髪の内部に浸透させようが「細胞として結合していない」という何よりの証拠です。

 

たんに成分が入っただけで、全く意味がないんです。

 

そして、髪の「手触り、ツヤ」を生み出しているのは、このコーティングによるものです。

 

つまり、コーティングだけしておけば「手触りとツヤは手に入る」という事です。

 

髪の中に栄養分をどれだけ入れようが、髪は補修されないし、手触りも変わりません(むしろきしみます)。

 

さらに最終的なツヤも、コーティングをしなければでないんです。

 

その前の工程がいかに意味がない事かお分かりいただけたと思います。

 

「じゃー、コーティングをすれば髪は綺麗になるの?」と思われるかもしれませんが、髪をコーティングしてしまう事で様々な弊害が起きてしまいます。

水分コントロールができなくなる

髪のキューティクルが開くと良くない。と思っている人は非常に多いですが、キューティクルは「開いたり、閉じたりする機能」なんです。

 

開閉することにより、油分(皮脂)を毛先まで送り、乾燥を防いでくれます(ヘビの動きのようなイメージで油分を先まで届ける)。

 

そして、水分の調節も行っています。

 

この2つがキューティクルの役割なんです。

 

コーティングによって、キューティクルが閉じっぱなしになってしまうことで、髪の水分はどんどん失われ、髪はパサついていきます。

 

詳しくは「あなたの髪がパサパサなのは、美容師やネット情報に踊らされいるからです」で解説しています。

薬剤の浸透を妨げる

コーティングはいわば、バリアのようなものです。

 

ヘアカラーやパーマなどの薬剤は、髪の内部で反応し、発色させたり、髪の形状を変えたりが可能なわけです。

 

薬剤をしっかりと髪の内部に届かせなければないません。

 

しかし、コーティングというバリアがあることで浸透の妨げになってしまいしっかり髪が染まらなかったり、ムラになってしまったり、パーマが綺麗にかからなかったりしてしまうんです。

 

これなるのを防ぎ、薬剤をしっかりと浸透させるには、通常よりも強い薬剤をしようしなければらりません。

 

また、コーティングの層を越えなければならないので、その分時間がかかってしまいます。

 

通常よりも「強い薬剤、長い放置時間」が必要ということは=髪のダメージへと直結します。

 

さらに、コーティングの層が「どれだけの厚みがあるかわからない」ため、薬剤選定、放置時間の計算ができないということにもなります。

 

美容師という髪のプロが、計算(予測)できないまま、薬剤を使うって、かなり恐ろしいことだとは思いませんか?

 

ですが、これが現実であり、実際に行われています。

 

なぜそのようなことができるのか?という答えは簡単です。

 

髪は、神経も血管もないため「痛い」と感じることができないからです。

死滅細胞だからこそ、平然と行われているんです。

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最後に

トリートメントを繰り返して傷んだ髪

 

少し難しかったかもしれませんが、これが美容院で行われている「トリートメントの真実」です。

 

一度傷んだ髪は、なにをしても決して治ることはありません。

 

それをわかっていながらも、「トリートメントで修復、復元できる」という説明が世の中に溢れかえっています。

 

手触り、ツヤを求めるのであれば、コーティングだけしておけば手に入るにも関わらず、「栄養を入れる」一手間を加えることで「演出」しているにすぎません。

 

髪のケアのためにトリートメントをしているはずなのに、結果的に「髪を傷ませている行為だった」とは考えもしなかったのではないでしょうか?

 

しかし、この記事を最後まで読んでくれた、あなたの「これから」は違います!

 

正しい知識を持つことで、あなたの髪を「あなた自身が守る」ことができます。

 

美容院でトリートメントを「断る」だけでも、今より綺麗な髪に必ずなりますよ。

 

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