風邪をひいてしまった時やインフルエンザの予防、花粉症などでマスクを着けて美容院へ行く人も多いですよね。
また、メイクをするのが面倒で…といった理由ですっぴんを隠すためにマスクを着用している場合もあります。
いろんな理由で使い勝手の良いマスクですが、美容院では「マスクを外せますか?」と言われる事が多いのではないでしょうか?
僕もマスクをしている方には、必ずこういった声かけをしています。
今回は、こんな「美容院とマスク」についての話をしていきます。
結論を先に言うと、耳にかけるひものないタイプのマスクならOKです!
美容院では「マスク」を外しましょう
いろんな理由により、マスクが手放せないのは美容師も十分理解しています。
それでも、外させるのにはしっかりとした理由があるんです。
- 耳にかかっているゴムが邪魔
- マスクが必ず汚れる
これが「マスクを外して欲しい理由」です。
この2つしかありません。
耳にかかっているゴムが邪魔
ゴムを耳にかける事で、耳まわりの髪がゴムに巻き込まれているんですよね。
巻き込まれた髪を取り除いてあげればいいだけなんですが、なぜか後から長い髪が残っている。
つまり、切り残しなんですが、1、2本こういった髪が必ず残ってしまうんです。
そして、くしで梳かす度にいちいちゴムに引っかかる。
正直これはかなりイライラしてしまいます。
耳まわりの髪を梳かす時は、当然慎重にしているわけですが、必要以上に気を使わなければならいので、いつもの感じでカットを進められなくなってしまうんです。
要するに、ペースを乱されているんですよね。とにかく切りにくい…。
くしにゴムが引っかかってしまったら「パチンッ」となってしまうし、そうなればお客さんは当然、痛いですよね。
どれだけ気をつけていても、やはりひっかかってしまうんです。
というのも、感覚の慣れがあるからです。
素手や物を使用しる時でも、距離感や力の入れ具合といった「感覚」がありますよね?
体で覚えている感覚というのが、くしを使っている場合でもあるんです。
例えるなら、「キャベツを千切りする時に普段と違う包丁を使うと感覚が変わり、なんだかやりにくい」って感じるのではないでしょうか?
車を運転する時でも、車種が変われば「走る、曲がる、止まる」の感覚や車間距離の感覚が変わります。
こういった「感覚」は「くしで髪を梳かす」という動作においてもあるんです。
「耳にくしが当たらないように少し浮かせる。」このときの「浮かせ具合」や根元からしっかりとくしを入れる時の、「くしの先端と頭皮の距離感」こういった事を「美容師は体で覚えている」んです。
マスクのゴム程度の太さであっても、その感覚が狂わされてしまうため「ひっかかってしまう」んですよね。
そしてなにより、美容師は「綺麗」を提供する仕事です。
マスクが必ず汚れる
これについても主に「耳にかけるゴム部分」が汚れます。
- シャンプーの時にシャワーで濡れる
- カラー剤がついてしまい汚れる
- パーマ液がついてしまい汚れる
- カットの時、マスクに細かい髪がたくさんついて汚れる
こういった事は避けられません。
「マスクが汚れてもいい」という人もいますが、カットだけだった場合は、それでも良いと思います。
しかし、「カラー・パーマ」などの薬剤を使用する時は、「汚れてもいい」という問題だけではないんです。
耳まわりの皮膚は頭皮よりも薄いため、こういったトラブルを招きやすいんです。
すぐ近くに位置し、同じ皮膚で繋がっていますが、「皮膚の厚み」って違うんです。
顔でも、目のまわりは皮膚が薄いですよね?これと同じです。
皮膚が薄い部分に、薬剤がしみこんだゴムが密着しているというのは、かなりのリスクになってしまうんです。
マスクしたままが場合は?
どうしても、マスクを外したくない人もいるかもしれません。
そういった場合は「外さなくても良い」ですよ!
しかし、マスクが汚れようと髪型か綺麗にならなかろうと、パチンッと痛い思いをしてしまったとしても文句は言えませんよね…。
是が非でも外したくない場合は、好きなようにしてください。ただし、後から文句は言わないでね!といった感じです。
さいごに
マスクが手放せないという気持ちはよくわかります。
しかし、マスクをしている事で美容師は「やりにくさ」をどうしても感じてしまいます。
そして、「お客さんの綺麗のために」マスクを外すように促していています。
なので、美容院で施術を始める前に、マスクを外すようにしましょう。
もちろん、カウンセリングの段階ではマスクをつけていても全く問題ないですよ!
どうしてもマスクをしたままが場合は、「ひものないマスク」を用意してみてはいかがでしょうか。
以上、美容院ではマスクを外さないとダメ?できれば外したくないんですが・・・でした。
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